BABOK の研究とBABOKをとりまく、素敵な方々
<<
作成日時 : 2010/03/20 09:50
>>
トラックバック 0 /
コメント 0
IIBA BABOKのいくつかの研究会に参画している方々は、それぞれの分野での素晴らしい論客ばかりだ。 それも、机上の論ではなく、本当に実践で鍛えられたセンスと、論理とのバランスが取れている方々が多い。 システム・アナリスト協会(現ITストラテジスト協会)のキーメンバーも、IIBAに重複参加している方が多いが、やはり会の性格から、IIBAでは、ITよりも、その前提となるビジネスを意識している。
ITベンダー出身である私は、どうしてもITソリューションにこだわる、というよりも、ITソリューション以外のソリューションにはあまり発想がわかない。 もちろん、プロセスの変革や人事・組織は、ITソリューションと一体となったものではあるが、設備や施設や金融やM&A・・・などなど、IT以外のソリューションアプローチは、考え付かない。 しかし、IIBAの多くの方々は、ビジネス感覚にすぐれ、発想として、IT投資の枠にこだわらない。 たいへん素晴らしいセンスであり、勉強になることが多い。
IIBA日本支部では、BABOKの研究部会をリスタートしている。 3つの分科会が予定されている。 失敗事例からビジネスアナリシスのタスクにマッピングする研究、ビジネス・アナリシスのプロセスを定義する研究、そして、BABOKそのものの研究、の各部会といわれる。 私の個人的な関心では、ITプロジェクト失敗の研究はもう十分、どこでもやっているから、IIBAでやらなくてもいいような気がする。 ビジネス失敗の研究なら、かなり関心はあるが、それを事例として集め、ビジネスアナリシスのタスクにマッピングするのは、なかなか難儀な作業のように思える。 しかしできたら、相当に価値がある。 ビジネス・アナリシス全般のプロセスづくりは、EA、エンタープライズ・アナリシスなら、再度チューニングする価値はあるが、BABOKの全体のスコープで作るとなると気が遠くなる。 いまさら要件定義や要求管理のプロセスを作るのも、なにか疲れる。 BABOKの徹底的な読み込みができるなら、BABOK研究部会は魅力があるが、あまりにアウトプットを意識すると、読み込みと議論より、適当なものをつくりことに力点が置かれて、内容が深まらない。 昨年の成果物にも、BABOKの趣旨から見るとかなり疑問に思えるフローが散見されていた。
BABOK自体、まだまだわからないことだらけだ。 英語版では丹念に読み続けていたが、日本語版が出て、英語版も日本語版もどっちも読まなくなってしまった。 英語版を読んでいると分からないので日本語版を読まなきゃ損という気になるのだが、日本語版を読んだところで、分かるとはかぎらないからだ。 英語版を読んで皆さんで議論している方が理解が進むような気がする。 かくして、上っ面の理解のうえで、物事を進めてゆく、私の悪い習性が出始める。 なんとも悩ましいが、もう、殆ど趣味の世界なので、楽しく勉強できれば、それでよいのだが・・・・
|