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宇宙、素粒子、アインシュタイン・・・いままで何冊読んだことだろう。 宇宙や素粒子への興味は尽きないが、同時に、多くの解説書はむずかしくて、ほとんどは、途中であきらめる。 村山氏のこの本は、不思議と最後まで読める。 初めて知った興味深い話がたくさんある。 ・すべての星を集めても宇宙全体のエネルギーの0.5%しかない。 殆どは、暗黒エネルギーや暗黒物質 ・映画「天使と悪魔」では、0.25グラムの反物質をCERNで作り、バチカンに持ち込んだが、0.25グラムの反物質のエネルギーは原爆並みでも、それを作るにエネルギーが必要で、CERNの電気代は、一兆円の一億倍くらいかかったのではないかという ・・・・ こういう楽しいエピソードが随所にちりばめられているので、ついつい、読み進めてしまう。 ・素粒子の標準模型と言うものがある。 第三世代のクォークを予言したのは、小林・益川氏という。 素粒子の世界は、つじつまをあわせる理論を作り、それが実験・観測で使用明される、というサイクルが繰り返されているようだ。 つじつまには、いかにも都合よすぎるものがあるが意外にあたっている。 ・ミューオンは上空から降り注いで、ピラミッドの検査などにも使われるが、もともと寿命が660mと短いのに、なぜ20kmももつのかというと、光速で飛ぶから、時間が縮んでいるからだと。 なんと面白い!! などなど、かなり専門的な内容ほ、専門的に解説してくれる。 しかし、解りやすいのだ。 不思議な、しかし、卓越した、書き手としての才能もある。 神は、有能な人には、二芸も三芸も与えるものだ。 <目次> ・ものすごく小さくて大きな世界 ・宇宙は何でできているのか ・究極の素粒子を探せ ・4つの力の謎を解く ・湯川理論から、小林・益川理論へ ・暗黒物質、消えた反物質、闇黒エネルギーの謎 IPMU ( 数物連携宇宙研究機構 )ホームページ http://www.ipmu.jp/ja IPMU非公式ブログ http://ipmu.exblog.jp/ 村山斉「宇宙は何でできているのか 素粒子物理学で解く宇宙の謎」(幻冬舎新書2010.9.30) |
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宇宙は何でできているのか
見上げれば、どこまでも続く空。その空の向こうには、広大な宇宙が広がっている。この宇宙について、私たちはあまりにも知らない。それでも、物理学は、少しずつ、宇宙の謎に迫 ... ...続きを見る |
本の宇宙(そら) [風と雲の郷 貴賓館] 2011/05/14 09:04 |
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