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zoom RSS 映画「冷たい熱帯魚」は、緊張感の続く暴力性に圧倒されるが、途中で退室したくなった

<<   作成日時 : 2011/05/26 09:54   >>

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テアトル新宿のロードショーで連日立ち見がでるほど好評と、何かで読んで、いつか見てみたいと思っていた。 混雑している映画館は行きたくない。  キネカ大森で上映してくれたので、行ってみた。  好きな映画ではない。 その暴力性に緊張感が続き、正直、気分が悪くなって、何度か退室しようかと思った。 何が好評なのかわからない。 

最近、岩波ホールでも、「木漏れ日の家で」が満員と聞く。 暫く前、開演の30分前に行ったら、完売で次の回だと言う。 混んだ映画館は嫌いなので見送った。 また、キネカ大森で上映してくれるだろう。 岩波の客は年寄りばかりだが、テアトル新宿の客は、若い人が多いのだろう。 若い人は、暴力性と革新性を混同することが多い。 

小さな熱帯魚店主の社本信行(吹越 満)は、妙子(神楽坂 恵)と再婚したが、娘の美津子はなじめず、ぐれ始める。 スーパーで万引きして捕まった時、別の大きな熱帯魚店主、村田幸夫(でんでん)の仲介で、警察沙汰にならずに済んだ。 言葉巧みな村田の誘いで、娘美津子は村田の店で働き、寮暮らしを始める。 面白くて親切な言葉の主から突然の脅しと暴力の人に変わる。

社本を詐欺の仲間に引きずり込み、吉田という男から450万の金をむしり取った直後、社本の目の前で吉田を毒殺してしまう。 そして女房の愛子(黒沢あすか)と、三人で、吉田の死体をバラバラに解体し、「透明に」してしまう。 死体がなければ警察に捕まることは無いとうそぶく村田、嬉々として解体する村田と愛子 ・・・・ わずかにあいた奈落からどんどんと落ちて、共犯者になってゆく社本。 その展開の不気味さ、迫力、緊張感は、なかなか凄い。 でんでんの迫力、黒沢あすかの不気味さが凄い。

社本のダメさを村田が罵倒するシーンがある。 自分は人殺しもするが、自分の足で立ち、相手がやくざだろうと警察だろうと、自分で解決している。 しかるにお前(社本)は、何にも出来ないくせに・・・・。 娘も女房も愛想尽かしているのはお前のせいだ・・・・・。 これは、社本のような軟弱ダメ人間には、厳しい言葉だ。 同類項である私などもよく理解できる。 悪事にせよ、体を張って生きている男にはかなわない。 

身につまされたもうひとつ。 映画の冒頭、社本妙子がスーパーで無造作に冷凍食品をどんどん籠に入れ、チンしたものをそのまま食卓に出して、家族の食事になる。 我が家とあまり変わらないなぁと・・・・。 その辺は同じだが、そのほかは、全く異なる世界だった。

"based on true story"と、うたわれている。 どこまで本当の事件か。 金と欲と女と・・・残念ながら日本のどこでも起こりうる事件なのだろう。 さて、園 子温(その・しおん)監督は、この映画で何をいいたかったのだろうか。 

日本の映画はほとんど見ないが、どうもピンとくる映画がない。 この映画も、やはり好きではない。




映画「冷たい熱帯魚」(園 子温監督 日本 2010)







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