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zoom RSS 映画「アンチクライスト」は、結局のところ、ただの人騒がせの映画にすぎないのでは。

<<   作成日時 : 2011/06/12 19:58   >>

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映画「アンチクライスト」は、アンドレイ・タルコフスキーに捧げられている映画だ。 しかし、どうみても作風も志向もタルコフスキーとは別世界に思える。 「アンチクライスト」はたいへん刺激的な問題作だが、どこかニセモノの匂いもする。

彼女(シャルロット・ゲンズブール)と彼(ウィレム・デフォー)の夫婦が愛し合っているさなか、ベビーベッドの柵のカギがかかっていなかったばかりに、幼い息子が窓から転落して死んでしまう。 哀しく、自分を責める彼女を、セラピストである彼は、自ら治療しようとする。 最も恐れる場所はどこ? との問いに、森と答えた彼女を、その森に連れてゆく。 そこは、学位論文をしあげるためにこもった森の奥の小屋だった。 

なぜ、もっとも恐怖を感じることを克服することが治療になるのか、よくわからないが、すこしずつ恐怖を克服してゆく。そして、結末は、衝撃的な惨劇が続く。 

さて、 この監督の「ダンサー・イン・ザ・ダーク」も、暗い、好きとは言えない映画だったが、「アンチクライスト」は、衝撃的なシーンの連続で、それはそれで、たまには刺激的で良いのだが、やはり、全く楽しい映画ではないのだ。 

桜の木の下には死体が埋まっているという話のように、森は、死者をふくめ、多くの生き物の死から成り立っているので、その死者が生者を狂わせているのか、それとも悪魔的なものが、もともと彼女にすみついていたのか、よくわからない。 しかし、彼が見る、多くの動物の出産(死産?)の風景は、死が新しい生命を宿していることを語っているようにも見える。 彼女は、森で、息子をいつか殺すように定められたのだ。 息子と彼女自身の死が森に必要だつたのだろう。

悪魔が棲みつく説は、単純だ。 キリスト教文化圏の映画での悪魔は単純な話で、すべての悪の原因として簡単だから。 この映画は、ちょっと、それではないように思う。

結局、この映画も、よくわからない。 解る人がきちんと見ていれば、わかるのだろう。 ところで、シャルロット・ゲンズブールが、この映画で、カンヌかどこかの主演女優賞を獲得したとのことだが、カンヌというところは、女優が、いわゆる「体当たり」演技をすると、賞を出すのではないかと、怪しんでしまう。 



映画「アンチクライスト」(ラース・フォン・トリアー監督 デンマーク 2009 )

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アンチクライスト Antichrist
「アンチクライスト」(Antichrist)は、2009年のデンマーク、ドイツ、フランス、スウェーデン、イタリア、ポーランド合作映画。サスペンス/ホラー映画。ラース・フォン・トリアー監督作品。 衝撃の問題作と謳われていたこの作品。期待して観たのですが、前半の流れはウ… ...続きを見る
映画って面白いですね。
2011/12/07 19:50

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