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zoom RSS 映画「しあわせの隠れ場所」は、アメリカの明暗くっきりだが、ほっとする。

<<   作成日時 : 2011/06/02 20:22   >>

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実話に基づいた、いわゆる「心温まるストーリー」だ。  こういう映画は嫌いではない。 安心して見ていられるから。 この映画でサンドラ・ブロックは主演女優賞を受賞しているが、いつものサンドラ・ブロックとあまり変わらないのに、役柄(リー・アン・テューイ )の良さのせいではないか。

BLIND SIDEとは、クォーターバックの利き手と反対側のことを言うらしい。 パスのとき、死角となるため、守るのが難しい。 リー・アンが、マイケル・オアー(ウィントン・アーロン )に、チームは家族、クォーターバックも家族だから、その死角を守りなさいと教える。 ランニングバックも家族だから、守りなさいと教える。 学業は下から数えた方が早いが、人を保護したい能力(?)は上位2%にはいると評価されたマイケルに教えるには、コーチのように怒鳴るのではなく、家族を守るように、フットボールチームを守りなさいと伝えるのが一番だった。

雨の中歩いている黒人のマイケルを車で通りかかったリー・アンと、その家族は一晩の宿として自宅のソファーを提供する。 その日は、さすがに、リー・アンも、何か盗まれるのではないか、間違ったことをしたのではないかと後悔する。見ず知らずの巨漢の黒人少年を、南部の白人家庭が家に泊めるなどということは例外中の例外だろう。 翌朝、シーツや毛布がソファの上に綺麗にたたまれ、既に帰ったのを見て、リー・アンは安心して、更にこの少年に関心をもったに違いない。 

その身体能力を期待され、体育教師の説得で高校に入学できたマイケルは、学業評価は最低だったが、ある教師が口頭試問にすると正しく回答する、バカではない、文章表現が苦手なだけだと見抜き、DからC+くらいまで徐々に上がってゆく。 それでも、この成績では大学は無理とわかったリー・アンは、マイケルに家庭教師をつける。 それがスー夫人(キャシー・ベイツ)だ。 スー夫人が採用に先立って、秘密を語るところが面白い。 「私は民主党支持なんです」。 

それを聞いたテューイ氏、「最初は黒人、次は民主党」と笑う。 南部の富裕なテューイ家にとっては、どちらも珍事なのだろう。 しかし、キリスト教文化のせいか、テューイ家のマイケルに対するまなざしは温かい。 リー・アンは、「黒人と娘のコリンズが同じ屋根の下で心配ないか」と訝るお茶仲間の夫人に、下劣な人ねと、彼女たちの世界を断ち切る。 娘のコリンズも、学校でも、マイケルと平気で席を共にし、何かくだらないことを言う子は相手にしない。 南部にしてはたいへんリベラルだが、気負いではなく、ごく自然なふるまいだ。

アメリカの貧困、差別、南部の富裕な白人との格差・・・・・大学や短大を続けられれば悪の路に転落しないで済む黒人スポーツマンが多い。 マイケルだってそうならないとも限らなかった。 巨漢の黒人をみて、誰もが怖がるが、マイケルは、リー・アンが「花の好きな牛」と称するほど優しい少年だった。 




映画「しあわせの隠れ場所」(原題 THE BLIND SIDE ジョン・リー・ハンコック監督 アメリカ 2009 )

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