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zoom RSS 映画「黄色い星の子供たち」は、本格的。 お薦め。 

<<   作成日時 : 2011/12/02 06:05   >>

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予告編を見て、なんとなく"軽め"の「ユダヤ迫害もの」かなと、予想していた。 ジャン・レノもそうだが、メラニー・ロランは、イングロリアス・マスターズやオーケストラの印象が強かったせいもある。 しかし、久しぶりに涙が止まらない、本格的な映画だった。 

ジャン・レノとメラニー・ロランが画面に現れるのは、始まって30分程たってからだ。 それまでは、黄色い星を着けた子どたちの生活とその家族が丁寧に描かれる。 同時に、ヴィシーのペタン政権の裏切りの計画が進行している。 「ペタンは野蛮人じゃない」とフランスの政府を信じるユダヤの家族。 ラケル(レベッカ・マルデール)が、皆で逃げようと必死で訴えても、父親シュメル(ガド・エルマレ)も母親スラ(ラファエル・アゴゲ)も、まさかペタンが裏切ることは無いと信じ、パリに残ることを選んでいた。 そして、フランス国籍のユダヤ人ではあまりに反発が強いとみて、外国籍のユダヤ人、約2万5000人?をナチスに差し出すことを決めた。 

ナチスの要求2万5000人?に対して、1942年7月16日朝4時15000人余?を検挙し、ヴェル・ディヴ(競技場)に押し込めた。 その光景は壮観であると同時に、トイレ、水、病気の発生など、ローズ・ボッシュ監督は、良く調べ上げて細部は事実に忠実な内容なのだろうと感心した。 消防士の逸話など、生存者から聞いたものだろう。

検挙して、護送する際にも、パン屋のおばちゃんなど、反ユダヤの人が、ユダヤ人たちに罵声を浴びる。 こういう人は必ずいるものだ。 権力と共に、人種差別を当然のこととして受け入れる人々が。 戦時中の日本の反中、反韓もその類だったろう。

看護婦学校を卒業したばかりで、赤十字からヴェル・ディヴに派遣されたアネット・モノ(メラニー・ロラン)は、そのあまりの酷い収容状況に呆然とする。 たったひとりの、自身も検挙された医師、ダヴィッド(ジャン・レノ) を助けて、子供たちの面倒をみることとなる。 アネットの「あなたを逃がすべきだった」との言葉に「子供たちの面倒を誰が見る」と医師は逃げ用途も思わなかった。

アネットは、幼いノノ(マチュー・ディ・コンチェート?)の友だちになった。 ノノの母親は、妊娠していたが検挙されるとき暴行を受け、病院に行く途中で出血多量で死んだ。 母親の死をノノは知らない。  ノノは、ジョー(ユゴ・ルヴェルデ)や、シモン(オリヴィエ・シヴィー)など、年上の少年たちによって守られている。 

そして、暫く後、ヴェル・ディヴから、郊外の収容所に移送される。 アネットも一緒に同行する。 収容所の同じ食事をとって8キロもやせてしまった姿を市長にみせて、食事の改善を求めてたりする。 しかし、ヴィシー政府は子供たちを親から引き離し、先に親たちをポーランドに送ってしまう。 親と子供たちを引き裂くのを皆抗議しても銃声で黙らされてしまう。  そして、ジョーの母スラは、ジョーに「絶対逃げて生きて!」と叫ぶ。

10日もして子供たちの輸送が決まったとき、ノノは、ママに会えると喜んでトラックの方に走った行く。 アネットは疲れで倒れてしまい、近くからやってきたドゴール派の医師に診察を受けながら、真相を教えられる。・・・・・・・

10000人のユダヤ人は検挙されず、パリ市民がかくまったといわれる。 同時に、検挙に当たった警察や軍人は、うんざりだと言いながらも、命令だからと忠実に検挙と迫害を実行してゆく。 いったん権力が差別と迫害を決めたら、それを覆すことは容易ではない。

メラニー・ロランは素敵な女優だ。 



映画「黄色い星の子供たち」( ローズ・ボッシュ監督 フランスTHE ROUNDUP 2010)


http://kiiroihoshi-movie.com/pc/

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