Dora_PaPa_san's_Pages

アクセスカウンタ

zoom RSS 映画「灼熱の魂」は、中東の荒野に沈む衝撃的な物語

<<   作成日時 : 2011/12/23 09:43   >>

トラックバック 0 / コメント 0

なんとも衝撃的なストーリーが、中東の過酷な風景に似合う。 話の骨子はちょっと変えれば、東京でもニューヨークでもありうるだろうが、宗教対立、テロ、政治闘争がからむ中東にぴったりの話になっている。 風景はヨルダンかレバノンと思われるが、この国はどこなのか定かではなかった。 

カナダに住むナワル・マルワン(ルブナ・アザバル)は、ある日娘とプールで泳いでた時、突然、周囲に反応しなくなる。 突然の強い精神的ショックとしか思えない事態になり、その後死んだ。 ナワルは、長らく公証人ジャン・ルベル(レミー・ジラール)のもとで仕事をしていたため、ルベルに遺言を託した。

ナワルの遺された双子の姉弟ジャンヌ (メリッサ・デゾルモー=プーラン)とシモン(マキシム・ゴーデッ) に、ルベルから、遺言が伝えられた。 その遺言は、極めて異常なものだった。 ジャンヌには、父親を探し、そして、シモンには、兄を見つけ出し、それぞれに宛てた母からの手紙を渡してほしいというもの。  そして、両方の手紙が渡されて初めて、ふたりに母からの手紙が渡され、墓に名を刻むことができるという。 

死んだはずの父や、聞いたこともない兄の存在に当惑するジャンヌとシモン。 シモンは生前から母の異常さに反発していたので、遺言を果たそうと思わなかった。 しかしジャンヌは遺言に従い、ひとり中東の母の祖国へと旅立った。 その旅は、驚きの連続だった。

難民、土俗的共同体、家の掟、人の安価な命、宗教対立、宗教的虐殺、政治闘争、テロリズム・・・・中東にあるあらゆる問題が噴出していた時代を生きた母親の足跡をたどる娘は、 初めて母親の壮絶な人生を知る。 子どもは普通、親にも青春があり、人生があったことを理解しないが、このような旅をすればいやでも知ることとなる。 知りたくない、知る必要もないと反発するシモンの気が解る。 

話は衝撃的だが、いまいち、感動が伝わらないのはどうしてだろうか。 メッセージがいまいちだからか。 「共に生きることが大切」も、いかなる事態でも約束した母の愛も、いまいち心に染みない。 話の組み立てに気をとられて、肝心の心がおろそかになったためではないか。

しかし、見て損は無い。



映画「灼熱の魂」(ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督 カナダ 2010)



テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
映画「灼熱の魂」は、中東の荒野に沈む衝撃的な物語 Dora_PaPa_san's_Pages/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる