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zoom RSS 映画「メランコリア」は、この監督の主要作品のなかでは一番いい。

<<   作成日時 : 2012/02/24 08:45   >>

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新婦ジャスティン(キルステン・ダンスト)は、幸せな結婚披露パーティに臨みながらも、不安感と生来の我儘で、招待客の不興をかってゆく。 最後は上司にくってかかり、更に、新婦がこの結婚に本当は乗り気でないと覚った新郎マイケル(アレキサンダー・スカルスガルド)も会場から去ってゆく。 ジャスティンの不安感の源は、ジャスティンの能力にあった。 解ってしまうのだ。 草に足をとられて一歩も進めない幻想に囚われている。 それは、数週間後の事態を感じているにすぎない。

式の翌朝、ジャスティンが空を見上げた時、赤く輝いていたアンタウレスが消えていた。 動いてきた「惑星」が吸収していったと解ったのは、数週間後だった。 

ジャスティンそのものが、「メランコリア」なのかと思うほど、ジャスティンの不安感、恐怖は鬱陶しい。 そして、数週間後、すっかり弱り切ったジャスティンはやっとの思いでタクシーに乗り、姉クレア(シャルロット・ゲンズブール)と夫ジョン(キーファー・サザーランド )の豪邸にやってくる。 そこは、披露宴を開いた場所でもあり、幻想の場所でもあった。 

披露宴では、クレアが仕切り、ジャスティンの我儘と不安を憎んだ。 しかし、青い惑星が地球にぶつかるのか、接近してもぶつからずに離れてゆくのか、その不安を耐えられないクレアは、とりみだしてゆく。 そして、「その時」の過ごし方を、ワインを飲み、音楽を聴いて、きれいに過ごしたいといい、そのスノッブさをジャスティンにバカにされる。 なにをしても避けられないのだと、腹の据わったジャスティンに、諭される。 

そして惑星が近付いてくる・・・・・。

 
キルステン・ダンストは、「スパイダーマン」でも、なんでこの人がヒロインなのかとなんとなく不満を感じる容貌だったが、この映画の結婚披露宴でウェデイングドレスをまとい、髪をあげた姿は美しい。 しかし、うちひしがれているキルステン・ダンストは、やはり、スパイダーマンの冴えない姿だ。 どっちが本当かよくわからない女優だ。

ジャスティンの父親デクスター役のジョン・ハート、 ひどく変わり者の母親ギャビー役のシャーロット・ランプリング、ジャスティンの強欲なボス役のステラン・スカルスガルドとアレキサンダー・スカルスガルドの親子、キーファー・サザーランド・・・・など、ひと癖もふた癖もあるような役者が脇に居る。 

その脇役陣で、映画の重厚さがぐっと増した。 だから、この監督の特徴である重苦しさが一層増したと言っても良い。 映像の美しさは折り紙つきだ。 豪邸の庭や林の風景、夜空や青い惑星の風景、突然降り注ぐ雪や雹の風景・・・美しい。 そして、「アンチクライスト」と同様、自然のなかで裸の人間が横たわっているシーンなども、理解しずらいお馴染の景色だ。

音楽も "トリスタンとイゾルデ"か、どうか、荘重な音楽が、ずっと続いて、緊張感を盛り上げている。 

「ダンサー・イン・ザ・ダーク」、「アンチクライスト」、「メランコリア」を比べると、私は、この「メランコリア」が一番好きだ。好きな、パニックものということもあるが、いちばん、まともになった感がある。 

内容とは関係ないが、エンドタイトルのなかに、"Thanks to ・・・"と、お決まりのフレーズがある。 が、そのなかに、"ペネロペ・クルス"が居たようなきがする。 見間違いかもしれないが。。。
 



映画「メランコリア」(ラース・フォン・トリアー監督 デンマーク他; 2011)☆☆☆☆


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