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zoom RSS 映画「4月の涙」は、期待したほどではなかった

<<   作成日時 : 2012/03/07 14:52   >>

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フィンランド映画というのは、あまり記憶が無い。 「街のあかり」、「ヤコブへの手紙」、そして、この「4月の涙」くらいだ。 どれも、それぞれ良い映画だと思うが、なんとなく暗い。 あるいは、真面目な映画ばかりだ。 この「4月の涙」は、まるでヴィスコンティのような風味がある。

フィンランドの歴史をWikipediaで確認すると、http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89#.E6.AD.B4.E5.8F.B2 スウェーデン支配下の時代、 帝政ロシア支配の時代と続き、1917年のロシア革命の混乱に乗じ独立、一時は共産主義国となったが、ドイツなどの介入を招き、ドイツを後ろ盾とする白衛軍と、革命後ロシアを後ろ盾とする赤衛軍が戦い、内乱状態になった。 しかし1年ほどして白衛軍の勝利となった。

負け続ける赤衛軍の女性チームは追い詰められ降伏すると、白衛軍の兵士たちにレイプされ、わざと逃亡させて一斉に射殺された。 マルッタと一緒に逃げたリーダーのミーナ・マリーン(ピヒラ・ヴィータラ )は、倒れこむマルッタの下になり、助かる。 彼女たちの射殺は正しくないと主張するアーロ・ハルユラ准士官(サムリ・ヴァウラモ )は、ミーナを発見し、規則通り裁判を受けさせるべきと、判事のところに連れてゆく旅に出る。

湖をボートで渡る時、反撃に出たミーナのために、ふたりは水の中に放り出され、船も失ってしまう。 漸くたどり着いた無人島で、しばらくふたりだけで過ごすうちに、互いを意識するようになっていった。

通りかかった船に発見されて、二人は再び出発し、判事のところにたどり着く。 判事エーミル・ハレンベルグ(エーロ・アホ) は、作家で教養人であったが、今は判事として、赤衛軍を死刑にする役目で、精神的におかしくなっている。この登場人物は、この映画に深い奥行きを与えているといっても良い詩、この映画を、ひどく現実離れのした、妙な言い方をすれば、「芸術的」なものにしている。 

ミーナとハルユラは、言葉も少ないし、描き方もあまり詳しくない。 しかし、判事エーミルは、やけに詳しい。 主役はエーミルなのかもしれない。 エーミルの死は、ハルユラを失ったためなのか、作家の美学が人殺しの現実に耐えられなくなったのか、 ハルユラとの取引を恥じたためか。

森と水にかこまれたフィンランドの風景に良く似合う物語だ。 しかし、期待したほどではなかった。  




映画「4月の涙」( アク・ロウヒミエス監督 フィンランド 2009)☆☆☆

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