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zoom RSS 映画「ブラックブレッド」は、暗過ぎて楽しくない

<<   作成日時 : 2012/07/07 08:01   >>

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スペイン内戦後の山深い農村に渦巻く偏見、貧しさ、内戦による人々の分断、蔑み、欲望、人の心の醜さ・・・・そういった、できれば正視したくないものを次々と子どもの前に明らかにしてゆく。 なにが楽しくてこんな映画を作るのだろうと思う、そんな映画だ。

森の中で、馬車がなにものかに襲われ、崖から落とされて親子が死んだ。 子クレストの友人であるアンドレウは、崖の下の森に横たわるクレストを発見し、いまわの際の言葉、 「ピトルリウア」を聞く。 それは、鶏の名前でもあり、洞穴に住む化け物を示す言葉だった。 

アンドレウの父親ファリオルとともに警察に事情聴取に訪れたアンドレウは、警察署長から、父親のような大人になるな、と皮肉をこめて諭される。 ファリオルは、左翼の活動をしていて、内戦で負けたこともあり、村ではつまはじきにされていた。 仕事もなく、鳥を育てて売るしか収入が無い。 警察署長は金持ちの方が貧乏人より価値があるんだと公言してはばからない。 小部屋でパンを配っていたおばちゃんから、アンドレウは一枚のパンをもらう。 白いパンを取ろうとしたアンドレウに対して、そっちじゃない、(貧乏人は)ブラックブレッドの方だと叱られる。

殺人の疑いをむけられたファリオルは、村を出て身を隠すとともに、アンドレウは、祖母の家にしばらく身を寄せる。 親戚が身を寄せて暮らすその家には、大人たちがフランスに逃げたとしている父親が自殺した従姉のヌリアもくらしていた。 

ある日学校の帰り路に、アンドレウは不思議な青年が水浴びをしているのを見かけ、あとをつける。 彼は、(恐らく、ハンセン氏病か、結核の) 隔離病院に暮らす青年だった。 天使が羽ばたくような爽やかさを感じたアンドレウは、ときどき食べ物を運ぶことになる。

ファリオルは戻ってきて祖母の家の屋根裏部屋に身をひそめるが、警察につかまってしまう。 そして、アンドレウは、つぎつぎに、村の秘密や、父と母の秘密を知ってゆくことになる。 それは、哀しく、怒りに燃える、そして、苦しい事実だった・・・・・・。



最近のスペイン映画、「BIUTIFUL」も、なんともやりきれない映画だったが、内戦直後の田舎村が舞台のこの映画も、やたらに暗い。 




 

映画「ブラックブレッド」 ( アウグスティ・ビリャロンガ監督スペイン 2010)☆☆☆☆

http://www.alcine-terran.com/blackbread/

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soramove
2012/07/31 21:08

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