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zoom RSS グレッグ・スミス「訣別 ゴールドマン・サックス」は、単なるウォール街話ではなく、まぶしい

<<   作成日時 : 2013/05/08 20:24   >>

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グレッグ・スミス氏は、憧れのゴールドマン・サックスに、スタンフォード3年生の時にインターンとなり、オファーを受け、首尾よく契約アナリストとして入社した。 その後正社員(アソシエート、ヴァイス・プレジデントと順調にキャリアを伸ばす。 先物取引、新興国市場、デリバティブなどの金融商品に通暁しつつ、社内でも誠実な人間関係で地歩を築く。 顧客第一主義のゴールドマン・サックスの社風に忠実なスミス氏は、2008年以後の金融危機によってもたらされた会社の変質、顧客に損をさせても、自分のボーナスを考える変質に耐えきれず、退職とともに、ニューヨークタイムスに寄稿し、評判となった。 その題は、"Why I am Leaving Goldman Sachs"

ウォール街でもっとも頭のいい人間が集まるゴールドマン・サックスに入社できたスミス氏、南アフリカ出身だったために、たいへんナイーブなアメリカへの期待があったように見受けられる。 同時に、そのナイーブさが汚れずに続いたために、退職することになったようだ。 

インターン時代の頑張り、新入社員になった時の、アパート探しやスーツの選択なども、ゴールドマン・サックスならではのエピソードが満載だ。  若いビジネスマンが社内のチームワークやメンターを大事にしたり、雲の上の先輩とのふれあいなど、カルチャー・キヤリアーになろうという強い想いが、まぶしい。 




グレッグ・スミス「訣別 ゴールドマン・サックス」( 講談社 2012.10.22)☆☆☆☆☆
*** “Why I left Goldman Sachs A Wall Street Story” ***
第1章 「解りません。でも、すぐに調べます」
第2章 最悪の日々、飛躍の日々
第3章 スプリングボックの着地点
第4章 何かが終わった
第5章 カジノ・ゴールドマンへ、ようこそ
第6章 大型取引(エレファント)を狩る日々
第7章 ウォール街、深淵をのぞき込む
第8章 顧客には四種類ある
第9章 「この怪物どもが」
第10章  ロンドンへの栄転
第11章 ロンドン支店は荒野だった
あとがき さらば、ゴールドマン・サックス

いくつかの印象に残ったフレーズやエピソード。。。。

インターンたちはオープンミーティングで質問攻めにされる。 それは電話越しの顧客の質問を受け答えする習慣づけだ。 最悪の過ちは、間違った答えを言ってから、ごまかそうとすること。 解らないことは、分からないと言ってすぐ調べることが正しい。 これはSEとおなじ。

「ウォール街では細かいところによく気がつく新人が出世の見込みがある、とされている。 昼食の注文をしょっちゅう間違えるインターンを正社員として採用すれば、いずれは株なり債権なりの売買注文で大きな間違いを犯す可能性が高い」

世界でもトップクラスの頭脳を誇る新卒たちが、ゴールドマンサックスに就職して、大失敗を次々にやらかして、一年でくびになるということも、珍しくなかった

「顧客の世話を焼く、受託者責任の感覚の強い営業マンは、やがてゴールドマン・サックスでは絶滅危惧種と化してしまうのである」

「ゴールドマン・サックスの社員というのは、途轍もなく頭がよいが社交性に欠けるか、それとも政治家になった方がよいと思わせるほどの世渡り上手だが中身がないか、概してそのどちらかである」

パインストリートと呼ばれるリーダー養成講座に、オンステージ/オフステージ誠実度試験なるものがある。「ある企業のCEOに対するのと、郵便配達員や警備員に対するのとで、態度や話しぶりがどれだけ同じかを測定される」

「ゴールドマン・サックス内における権力の中心が投資銀行業務からトレーディングへと移るとともに、顧客はゴールドマン・サックスにとって助言相手アドバイジーではなく、単なる取引相手カウンターパーティと見なされるようになっていった」

顧客の四種類・・・賢い顧客、邪な顧客、単純な顧客、質問の仕方を知らない顧客

中身とか分析は、ゴールドマン・サツクスで出世の材料にならない・・・営業成績だけが問題
 

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