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zoom RSS カレル・ヴァン・ウォルフレン・孫崎享「独立の思考」は、アメリカからの独立を主張する

<<   作成日時 : 2013/06/26 09:12   >>

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ウォルフレン氏の「人間を幸福にしない日本というシステム」で目から鱗の体験をしてから、ずっとフォローしている。 孫崎氏ぱ「戦後史の正体」で、政官界の対米従属の実態を明らかにした。 そのふたりの対談だから、日本が米国から独立して、尊厳を取り戻し、米国の危険なリスクから自由になることを論じている。 

安倍氏も就任直後プーチンを訪ね、二島返還の途をつければチャンスがあったのに対米従属に戻ってしまったと残念がっている。

例えば、アメリカは尖閣の緊張を望んだが、衝突は望んでいない。 緊張によって、日本の安保政策がアメリカの望む方向に向かった。 だから沖縄に基地が必要という論理だ。 孫崎氏は、限定的な日中の衝突はアメリカの望むところと主張。 ウォルフレン氏は緊張は望むが衝突は望まない、もし衝突したら「アメリカは日本を守らない」ことは、はっきりすると主張。このように二人の意見は細部では異なっている。  対談本は、ほとんど意見が一致していたり、互いに持ち上げあったりしていることが多いが、この本では、意見の違いがはっきり述べられていて、小気味いい。 

多くの日本人は、「沖縄の海兵隊は日本を守るために駐留している」と誤解しているが、これは最大の情報操作だ。投書では、マニピュレーションと述べられているが、情報操作でも間違いはなかろう。 米語では、マニピュレーターと言う言葉はかなり悪い意味だ。 

両氏とも鳩山・小沢氏を、すくなくとも一般メディアより評価している。 アメリカからの独立と中国との関係改善を計ったからだ、そのために、アメリカから疎んじられ、排除されたとみなしている。 ただ、孫崎氏と異なり、直接関与したとは、ウォルフレン氏は思わない。 なぜなら、手を下さなくとも検察や新聞がやってくれるから。 

鳩山・小沢氏よりも、明確なのは田中角栄氏だったらしい。 田中氏が外国特派員協会で会見したとき、アメリカ人記者から「金脈」への質問が集中した。 日本語も読めない記者たちが「文藝春秋」の記事に注目したはずもない。翌日、文春には反応しなかった朝日と読売が一面トップで金権を報じ,その後田中おろしが始まった。・・・キッシンジャーは「よりによってジャップがケーキを横取りした」と田中に激怒していたが、後になってロッキード事件について「やりすぎだった」と関与をほのめかしていた。 

更に、キャラクターアサシネーション(人物破壊)の海外事例としては、ベネズエラのチャベス前大統領がある。アサンジもそう。 チャペスは民主主義も進めた氏、経済政策もよかったが、アメリカ国内では悪人との評価が定まっている。 

北方領土では、新しい話題があった。 1951年のサンフランシスコ条約で領有権を放棄した千島列島には、国後・択捉がふくまれるというのが、当初の日本政府の解釈だったという。 その解釈をもとに、56年重光葵の二島返還交渉の成立が期待されたが、それをダレスが許さなかった。 国後択捉は含まれない、つまり、四島返還でないといけない。 それを認めないなら沖縄は米国のものとするという脅しがあったらしい。 その後、日本政府は四島返還に変わったらしい。

トリガーインシデントという言葉がある。 意味はそのままだが、トンキン湾事件はその典型的なフェイクだし、ウォルフレン氏はなんと、911もトリガーインシデントだとほのめかす。 詳細な説明はない。 


ナショナリズム「自分の国が他の国よりも優れている」という主張、愛国心「自分の国を愛し、国土や国民を愛する」という考え・・・ の違いはわかりやすい。 日本では逆のイメージがある。




カレル・ヴァン・ウォルフレン・孫崎享「独立の思考」(角川学芸出版2013.5.25)☆☆☆☆
第一章 幻想の日米同盟
第二章 尖閣と沖縄をめぐるアメリカの思惑
第三章 誰が政治改革を殺すのか
第四章 官僚とメディアの支配する国
第五章 米国を警戒するヨーロッパ
第六章 日本は「独立」できるのか





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