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zoom RSS 水野和夫・大澤真幸「資本主義という謎」

<<   作成日時 : 2013/06/10 07:27   >>

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アベノミクス第三の矢といわれる「成長戦略」の内容の貧しさで株価が下がっているが、水野和夫・大澤真幸という、ふたりの「変な人」の対談の中では、「成長戦略」など、ドンキホーテだと、こきおろしている。 

また、中国においつけと、アフリカ・グローバリゼーションに注目していることにも、アフリカは最後の実物地理空間で、その次は、もう何もないと、暗い見通しを語る。その中国がアメリカに追いついた後は、デフレしかないとも。
 
そして、2012年における日本の金融資産非保有世帯は26%と、急激に増加している。

つまり、12〜13世紀から、キリスト教社会で発生し、普遍化されてきたかに見える資本主義には、もう先がないのだと、ふたりが語っているように読める。 ではどうしたらいいか。 それがわかっていれば、ふたりとも別の本を書いているだろう。


水野和夫・大澤真幸「資本主義という謎」(NHK出版2013.2.10)
第1章 なぜ資本主義は普遍化したのか
第2章 国家と資本主義
第3章 長い21世紀と不可能性の時代
第4章 成長なき資本主義は可能か
第5章 「未来の他者」との幸福論

いくつか、興味をもったトピック。

文明の発達したイスラム諸国でも、中国でも、資本主義は芽生えなく、なぜ西ヨーロッパだったのか。
・イスラムの、均等分割する相続法、法人という永続性概念の拒否
・中国には、何でもあり、貿易する必要があるほど、困らなかった

資本主義とキリスト教は似ている。 キリスト教にとって大事な"コレクション"をもっとも効率的に行うのが資本主義だ。

利子をとることが認められたころ、15世紀が資本主義の発生だ? という説も、資本主義の始まりは12〜13世紀のイタリア・フィレンツェ という説もある。 

プロテスタンティズム、それもカルヴァン派が源だったのは、カルヴァン派は海、交易に向かったからだ。

水野「資本主義とは、近代の行動原理である「より速く、より遠くへ、より合理的に」を経済的な側面から最も効率よく実現できる仕組みです。ですから、市場を通じて世界を一つに統合し、結果として利潤を極大化していくシステムだと思います」

水野氏の唱える利子率革命は、2%以下の超低金利が長期間続くことで、既存の経済・社会システムは維持できなくなるという。投資機会が消滅し、また、必要最低限の資本蓄積もできないことを意味している。 日本は1997年からそうだし、先進五カ国もそうなた。 これは16世紀以来のこと。

資本主義の謎 どこまで普遍的な現象なのか。・・・水野氏 キリスト教社会にとっては必然的にたどり着く先だった。 蒐集にもつとも効率良いから

資本主義の謎 どこまで普遍的な現象なのか。・・・なぜ不利なあしかせのあるところで生じたのか・・・キリスト教が禁じる利子や法人・・・蒐集、資本主義、海の国

ヘゲモニー国家   スペイン→オランダ→イギリス→アメリカ
ヘゲモニー国の末期は実物投資では利潤率が高まらないのでバブルをおこす

「アフリカのグローバリゼーション」の先には、蒐集する地理的空間は、もうない

グローバリゼーションに対する国家の在り方の一つとして、金融機関と対等になるくらいに大きな国家としないと・・・EUはまたちいさいのかも。

中国は4000年くらい勝っていたのに、この数百年、半端でない負け方をしている。4000年の蓄積で巻き返しをしているのではなく、西洋方式に便乗しているだけ。

新大陸の発見から始まる16世紀と、ニクソンショックから始まる21世紀は、よく似ていると水野氏はいうが、わたしには、牽強付会にしかみえない。 
16世紀は、カトリックからプロテスタント、領土支配し収奪するスペインから、海を法の支配に組み込み、投資するイギリスへの転換

2020〜30年代に中国がアメリカに追いついた後はデフレになる

日本が何度も成長戦略を出して失敗しているのは、ドンキホーテとおなじ。

ハズリット「学問の中で、経済学に最も誤りが多い」 そもそも近代経済学はやはり一国単位の経済学だったのだろう

「なぜ、バブルが頻繁に起きるかと言えば、新しい「実物投資空間」がなくなったからです。「実物投資空間」の膨張がインフレで、「電子・金融空間」の膨張がバブルです」

いかに混乱なく撤退するか

日本の金融資産非保有世帯は、1987年3.3%.95年7.7%,2012年現在、26.0%,わずか20年で20%近く上昇し、無産階級が生み出されている。

いまの20代前後の若い人が「幸せ」と回答する人が多い。 それは、このさき、決していい時代が来ないと知っているからだ。今不幸と認めてしまうと永遠に不幸になってしまう。

勝ち組は連帯が上手なのに、負け組は下手だ




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