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zoom RSS 小川洋子「ことり」静かで、孤独で、淡々と流れる日常を語るが、決して、ありふれた日常ではなかった

<<   作成日時 : 2013/08/17 10:50   >>

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小鳥を愛し、小鳥との会話を楽しんでいた兄の言葉は、11歳のころから人が理解できない言語だった。 弟は、兄の言葉も、普通の言語もなぜかどちらも理解できた。 兄が教えてくれた幼稚園の鳥小屋に持たれて、ふたりは鳥と会話し、鳥の歌声を楽しんでいた。

52歳で兄が逝った後、弟は、鳥小屋の掃除を買って出た。 いつしか、鳥の小父さんと呼ばれるようになった。 鳥の本を借りて調べたり、鈴虫の声を聞く老人と知りあいになったりしながら、淡々と、鳥とともに過ごす暮らしをしていたが、自分で鳥を飼うことはなかった。 兄が飼って自分の鳥にするべきでないと語っていたからだ。 そこに、ある日傷ついたメジロの幼鳥が飛び込んできた。 ・・・・・ 

静かで、孤独で、淡々と流れる日常を語るが、決して、ありふれた日常ではなかった。 元気の出る話ではないが、こういう静かな話は案外好きだ。




小川洋子「ことり」(朝日新聞出版  2012.11.30)☆☆☆☆

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