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zoom RSS 浜田宏一「アメリカは日本経済の復活を知っている」

<<   作成日時 : 2013/08/02 20:29   >>

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今年1月発行の本書は、200年の経済学の実績に基づく日銀批判満載である。 内容は正しいと思う。 市井の素人の私でも浜田氏の日銀批判は正しいとおもう。 尊敬するジョー・スティグリッツ、ポール・クルーグマン、ジェフリー・サックスの三人とも、日銀の大胆な量的緩和の必要性を何年も前から主張していたからだ。 

日銀は、日本の官界でしか通用しない独自のへ理屈でそれを回避してきた。だから浜田氏の言は正しい。しかし、何とも浜田氏に腹立たしく感じるのは、私の品性の卑しさか。 上記の三氏は、米国の政策に対しても随時的確な主張や批判をしている。 浜田氏は総務省の公職経験もあるのに、今頃になってこんな本を書いている。遅すぎる。4,5年前に書けばよかったのだ。

更に、200年の経済学の蓄積と、経済学をさも有難いものと語るが、経済学なんて、リーマンショックも防げなかったではないか。 浜田氏は、民主党政権が経済学を理解していないと批判している。 野田政権を批判するのは当然だが、ここまでデフレを長引かせた自民党政権の責任は殆ど語らない。出版のタイミングと言い、すこぶる政治的な感じすらしてしまう。

浜田氏の語るエピソードから察すると、日銀は、原子力村や官僚の世界と同様で、もっとも酷い世界だ。 たとえば、ある経済学者が日銀批判をしているとわかると、学者に、説明に伺いにゆき、いろいろな機会やデータの提供を申し出る。 データは学者にとって貴重なものだから、ついつい日銀批判が弱まる。 更に、審議委員の芽があるかもしれないとわかると、人は日銀側の発言をするようになる。 

また、日銀の量的緩和のやり方も、短資会社向けのものが多いらしい。  それは天下りだ。 

日銀は、イメージとは異なり、単なる役所なのだ。  以前、改革派の元通産官僚が書いていたことがある。 大学を卒業して入省してきたひとはみな有能だが、何年か役所に居ると、おかしくなってくると。   白川総裁なども、その手なのかもしれない。  






浜田宏一「アメリカは日本経済の復活を知っている」(講談社2013.1.8)☆☆☆☆
序章 教え子、日銀総裁への公開書簡
第一章 経済学二〇〇年の常識を無視する国
第二章 日銀と財務省のための経済政策
第三章 天才経済学者たちが語る日本経済
第四章 それでも経済学は日本を救う
第五章 2012年2月14日の衝撃
第六章 増税前に絶対必要な政策
第七章 「官報複合体」の罠
終章 日本はいますぐ復活する


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