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zoom RSS アート・マークマン「スマート・シンキング」は、丁寧な、よい本だ

<<   作成日時 : 2013/09/04 05:47   >>

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認知心理学者のアート・マークマン氏は、良質な知識を得、それを記憶として蓄え、必要なときに必要な知識をとりだして活用する、その方法を詳細に語っている。ただ、もうすこし簡単に要約してくれてもいいような気もする。というのは、認知心理学を待つまでもなく、挙げられている考え方や方法は、なんとなく常識的なものと合致している。

例えば、新しい知識を得た時に、それを要約して書き記すのが、知識の定着になるというのは、現役SEの頃から心がけていた(けれどできなかった)ことでもある。 また、「3の法則」など、元社長K氏が何事も3つにまとめていたことを思い出す。ゆっくり読む時間がある人には役に立つ本だが、忙しい現役は読み終えてくれるだろうか。

主要な概念は以下のものだ。

スマート・シンキング・・・「現在の知識を活用し、新しい問題を解決する能力」・・・「努力によって伸ばすことのできる技能(スキル)である」

スマート・シンキングの公式・・・「質の高い知識を得る」こと、「必要なときにその知識を探しだす」こと、「その知識を応用して目標を達成するための賢い習慣を身につけること」

3の法則・・・「ある出来事を思い出すとき、自分の体験した事柄の中から再生できる個別の情報はおよそ3つである」 個の法則に関連しているガイドがある。 

ふたつの原則
・「覚えておいてもらいたい新しい事柄を、相手が持つ既存の知識と結びつける」
・「人があなたとのかかわりについて記憶にとどめておけるのは、だいたい3点」

・すべてのプレゼンテ―ションは先行オーガナイザーを用いて始めよう
・プレゼンテーションの間は、おもなポイント3つに焦点を絞ろう
・プレゼンテーションの終わりには、3つのポイントをまとめよう

上記は、なんとなく、ごく常識的な方法として、異論はない感じだ。 認知心理学的に見ても妥当と言うことか。 

記憶の質を向上させる簡単なステップは、準備、集中、振り返り ・・・・ マークマン氏は、マルチタスキングを勧めていない。 マルチタスキングばかりやってきた私は・・・困ったものだ。


過去の経験との類似性を発見するとき、共通性を見ることと、違いをみることの二通りのアプローチがあるようだ。 マークマン氏の例で、「ナス」と、「キリン」の間の類似性を語っている。 整列不可能な差異・・・二つのアイテムに関する知識に、ほとんど共通点が存在しない・・・Nonallinable Difference・・・「人は似たり寄ったりの場合に比して、整列不可能な差異を重要視しない」

ドヴォラック配列のキーボード、 映画の中のミステイク( http://www.moviemistakes.com/ )、因果関係の知識、モーツァルト効果はない、・・・・なども興味深かった。

「要するに、質の高い知識とは単なる事実の寄せ集めではない。 長い時間をかけて学習しながら、知識の構成要素をよりうまく結びつけることができるようになることだ」・・・・つまり、近道はないということか。




アート・マークマン「スマート・シンキング」( 阪急コミュニケーションズ2013.3.15)☆☆☆ ・・・ 記憶の質を高め、必要なときにとりだす思考の技術

第1章 スマート・シンキングとは何か
第2章 スマート習慣で行動を変える
第3章 記憶の限界を知り、効果的に学習する
第4章 物が機能する仕組みを理解する
第5章 類似点を探し、既存の知識を応用する
第6章 記憶の効果を最大化する
第7章 スマート・シンキングの実践法
第8章 スマートな文化を築くために







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