Dora_PaPa_san's_Pages

アクセスカウンタ

zoom RSS 映画「リンカーン」は、見ごたえのある政治ドラマでもある

<<   作成日時 : 2013/09/04 06:40   >>

トラックバック 0 / コメント 0

再選を果たしたあと、憲法修正第13条の下院での採決をめぐる、政治的権謀術数も有能な政治家リンカーンの実像に迫る。 「純粋な男が仕掛けた」憲法修正第13条成立に向けた、さまざまな動きも興味深い。 

成立に、あと20票と読んだリンカーンは、複数の作戦を展開してゆく

リンカーン(ダニエル・デイ=ルイス )は、何が何でも1月末までに、憲法第13条を成立させようと期していた。  南北戦争が北軍の勝利に終わりそうな形勢で、戦争が終われば、誰も見向きもしなくなるからだ。 奴隷解放宣言をしても、憲法の支えがなければ、各州は、奴隷制度を撤廃しない。 基本滝に黒人が嫌いだし、300万人の奴隷が解放されたら白人の雇用にも影響を与えるからだ。 

リンカーンは、共和党保守派とも手を握る。 保守派は南軍との和平を優先させたい。 リンカーンは南の和平使節団を迎えて悩む。 使節団の話が広まれば、終戦近し、憲法を変える必要がないと皆思う。 極秘に進める個の和平プロセスは、側近にも知らせない。 

スティーブンス(トミー・リー・ジョーンズ)をリーダーとする、共和党急進派の説得も続ける。 主張を得さえるべきだという説得だ。  基本的には賛成のはずだが、保守派や民主党は、スティーブンスのかねてからの主張である、人種の平等や、黒人や女性に参政権を付与するなど、全く考えられないからだ。 リンカーンは、磁石はつねに正しく北を指しているが、途中にある沼や砂漠を教えてくれない。 まっすぐ北に向けて進んで途中で沼に落ちたら意味がないと、スティーブンスを諭す。

この映画のリンカーンは、ストーリーの名手だ。 たとえ話、弁護士時代の逸話、歴史的なエピソード、それらを駆使して、わかりやすく諭してゆく。 しかし、あと2票と迫った最後のときは、権力者だ。  やれ! である。

ロビイスト、 150年も前からあったとは!、 を使って、民主党の弱い議員を集中的に習う。 来季の仕事を約束して寝返りをさせる。  なかなかやり手だ。 

次の選挙で共和党に鞍替えしないと落選すると脅し、民主党のまま賛成票を投じろとスティーブンスにいわせる。

そして、狙いを定めた議員に、個別に、理念を語る。 奴隷制を前提とする南のグループと離れ、世界が注視していると、理想も語る。

ステーブンスが感心するのだ。 よくやる、と。 そして、純粋な男が仕掛けた闘いに乗るのだ。 





映画「リンカーン」(スティーヴン・スピルバーグ監督 2012 )☆☆☆☆

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
映画「リンカーン」は、見ごたえのある政治ドラマでもある Dora_PaPa_san's_Pages/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる