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zoom RSS 田中淳夫「日本人が知っておきたい森林の新常識」は、予想通り知らなかったことばかり

<<   作成日時 : 2013/11/16 16:04   >>

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植物は光合成するが呼吸もするので、新たに酸素を供給しているわけではないと、以前呼んだことがある。 この本でも、森林はCO2を吸収し酸素を提供するという知識は間違いだと言うところから始まる。 

森林の保水力は大きくない、原生林よりも雑木林の方が生物多様性が高い、小さな山火事や洪水なら、あった方が良いケースもある、縄文杉は7000年ではない、ほんとの沙漠に緑はよみがえらない・・・・などの「常識の誤り」を次々と指摘している。 

そして、日本の林業についても意外な事実を掲げている。 木材を売っていたのは、戦後の一時期だけで、山村は、炭や柴を売っていたのだと。 割り箸は端材で作ってよい収入になっていたのに、もったいないという勘違いで売れなくなった。 割り箸だけでなく、廃棄物の出ない、ゼロ・エミッションだったのに、最近は、利用できるものも利用しない。 外材より日本の木材の方が安いのに、商品化が不十分で価値が劣るから売れない、補助金がダメにしている、えせ科学ばかりだ・・・などと、結構過激な主張をしている。 たぶん、正しいことなのだろう。 

林業・農業・水産業は、一体ときいたこともある。 山が荒れると、海にも影響あるともいう (田中氏の言ではない)。 それが本当なら、まず山から立て直さないと、日本はどうにも立ち行かなくなるのではないか。 田中氏のような方が、ジャーナリズムとしてでなく、もっと森林行政の中核になってもいいのではないかとさえ、感じた。 



気は田中淳夫「日本人が知っておきたい森林の新常識」(洋泉社2011.11.9)
第一部 「森林の常識」にはウソがいっぱい
1. 森は二酸化炭素を吸収しない
2. 森に水源涵養機能はなかった
3. 原生林の自然は貧弱である
4. 火事が育てる森もあった
5. 洪水が豊かな自然をつくる
6. 生物多様性は破壊がつくった
7. 森の主役は樹上と地下にあった
8. 縄文杉が長生きできたわけ
9. 沙漠に緑はよみがえらない
10. 「太古からの森」はなかった
11. 人は森を伐りたい本能を持つ
第二部 森の異変は人とともに起きる
1. 雑木林は伐らねばならない
2. 竹林は伐らねばならない
3. ブナを植えてはならない
4. ホタルは汚い水が好き
5. 日本列島は禿山だらけ
6. マツ枯れとナラ枯れの陰に隠れた異変とは?
7. シカもクマも増えている
8. 里山とゴルフ場はそっくりだった
9. 熱帯雨林報道に異議あり
10. アマゾンは「里山」だった
第三部 林業から見える日本の森
1. 山村は木を売らずに生きてきた
2. 林業は焼畑から生まれた
3. 木を伐って、森をデザインする
4. 森林の「少子高齢化」に気をつけろ
5. 林業はゼロ・エミッションだ!
6. 「安い外材」の嘘にだまされるな
7. 「科学」の衣をまとった新月伐採の怪しさ
8. 日本に「木の文化」は本当にあるのか
9. 美しき森を、収穫多き森へ
10. 「共生」という言葉の裏にあるもの

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