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zoom RSS 湊かなえ「望郷」は、重苦しいが

<<   作成日時 : 2013/11/14 08:41   >>

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瀬戸内の島、白綱島(架空の島?)から出て、それぞれの理由で戻ってきた人びとの物語6編。 どの物語も、読み進めるのが鬱陶しくなるような、せつなく、息苦しい話だが、ストーリーテラーの真髄がいかんなく発揮されていて、最後はすがすがしくなるのだから、さすがである。

「みかんの花」島にふらりと遊びに来た青年と出奔した姉は何の連絡もせず25年、作家となって、村の式典のゲストとして突然帰郷した。複雑な思いの妹は、母と姉の秘密を知ることとなる。

「海の星」父親が突然失踪し母と息子だけとなった家に、釣りで知り合った壮年の男が、家に出入りするようになった。そこには意外な理由があった。

「夢の国」貧しいくせに名家の家族の子どもには、東京の「ドリームランド」に遊びにゆくことなど夢のまた夢だった。大人になり、それがある日実現したら・・・。

「雲の糸」夫殺しの母親のせいで、いじめられ続けた少年が逃げるように島を出て、ふとしたことで有名歌手になったら、いじめの中心に居た同級生から会社の式典に招待すると連絡してきた。

「石の十字架」都会で父が自殺し、島の祖母の家にひとり越してきた少女は、ただひとりの友達、貧しい家の孤独な少女とふたりで隠れキリシタンが祈った石の十字架を探しに行った

「光の航路」教師の父親は、島で最後の進水式に、自分とではなく見知らぬ中学生と来ていた。 自分には厳しい父親だった。 成長し、自分も教師になって、生徒やその家族と、いじめの問題で、いいかげんうんざりしていた時・・・

湊かなえ「望郷」(文藝春秋 2013.1.30)☆☆☆☆☆
・みかんの花
・海の星
・夢の国
・雲の糸
・石の十字架
・光の航路




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「望郷」湊かなえ
日本推理作家協会賞受賞!心に刺さる連作短篇集。 島に生まれ育った人々の、島を愛し島を憎む複雑な心模様が生み出すさまざまな事件。推協賞短編部門受賞作「海の星」ほか傑作全六編。 「みかんの花」「海の星」「夢の国」「雲の糸」「石の十字架」「光の航路」六編収録。 瀬戸内海に浮かぶ「白綱島」を舞台にした連作短編集。 孤島を舞台とした閉塞感が、シチュエーションものみたいな感じを醸し出しています。... ...続きを見る
粋な提案
2014/08/22 12:55
島の人々は、
小説「望郷」を読みました。 ...続きを見る
笑う社会人の生活
2015/03/18 11:13

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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。同じ本の感想記事を
トラックバックさせていただきました。
この記事にトラックバックいただけたらうれしいです。
お気軽にどうぞ。
藍色
2014/08/22 13:01

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