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zoom RSS 小手鞠るい「美しい心臓」・・・物語はともかく、緻密な文章と心の描写が素晴らしい

<<   作成日時 : 2013/12/20 06:27   >>

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どういう経緯でこの作家とこの本を手にしたのかは定かではない。 しかし、凄い人がいたものだ。 

「願っていたのは、死だった」で始まり、最後には、「願っていたのは、生だった」となる。 昔の物語をつむぐ私小説のようでもあり、緻密に構成された、密度の濃い短編小説のようでもあり。 短く、リズミカルな言葉の連続が淡々として、説明を省く。 「佳き物は、良き物は、善き物は、好き物は、吉き物は、快き物は」など、たたみかけるような言葉が所々に続く。 

夫の暴力から逃げて、ひとり暮らす「わたし」は、妻子ある「その人」「彼」と知りあい、「その人」の借りてくれたアパートで束の間の逢瀬を待ち望む日々、二人でゆく旅、いつまで続けられるか不安な心、 そして、ふとしたことから生れる「家族」や「幸福」への願い・・・・

ストーリーは、女性にはいいかもしれないが、そんなに面白いわけではない。 ただ文章は凄い。



小手鞠るい「美しい心臓」(新潮社 2013.5.20)☆☆☆☆☆



美しい心臓
新潮社
小手鞠 るい

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