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zoom RSS ナシーム・ニコラス・タレブ「強さと脆さ」

<<   作成日時 : 2014/01/22 07:16   >>

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私には難解で殆ど理解不能だった「ブラック・スワン」の著者ナシーム・ニコラス・タレブが、その3年後に著したエッセイ(?)。  訳者によれば、追加版とし執筆されたものを別冊にしたとか、よくやることらしい。 

これもたいへん理解しにくい本だが、若干は「ブラック・スワン」の解説にもなっている。 「ブラック・スワン」がどのように誤解されたかを挙げているところと、「ブラック・スワンに強い社会の原則10ヶ条が面白いが、面白く感じることと、理解したこととは、たぶんちがう。

前者の例は、「(5)害があるかもしれないことをするより、何もしない方がずっといいこともあるのがわからない。(おばあちゃん以外のほとんどの人がやる間違いだ)・・・後者の例は、「「成功」報酬をもらえる人に原子力発電所を経営させてはいけない。金融リスクの管理もダメだ。」 

他の例もたいへんおもしろく、代表例を選ぶのに苦労するくらいだ。 それ以外は、理解不能。 話題が広く、その知性も幅広く、話が行き来する。  シリアスな話なのか、冗談や皮肉の類なのか、区別がつきにくい。 経済学のようでもあり、哲学のようでもあり、政治学のようでもあり、社会学のようでもあり、単なる随筆のようでもある。 

難しい本だが、確かなことはひとつある。 ノーベル賞受賞者も含めて、「仕事で確率論の手法を使う連中は、ほとんど誰も、自分が何を言っているのかわかってない」し、経済学は何の役にも立たないということだ。  最近読む経済書をみても感じてきたことだが、この本でも、やはりそうだと確信できる。 

同時に、だから、「たいしてわかってもいないことをさもわかっているかのように言う、あるいはわかっていると思わせようとして、したり顔でものを語る」コンサルタントのような人々の言うこと、それらの記すビジネス本など、まともに聞いてはいけない・・・・ということなのだろう。 これも、そうおもう。  聞いても自分で考えれば良い。  

ギブアップした「ブラック・スワン」、折を見て再挑戦してみようかな。


ナシーム・ニコラス・タレブ「強さと脆さ」( ダイヤモンド社2010.11.26)☆☆☆
セクションT 母なる自然に学ぶ
セクションU なんで散歩するか、あるいはシステムはどうやって脆くなるか
セクションV マルガリータース・アンテ・ポルコース
セクションW アスペルガーと存在論的黒い白鳥
セクションX 現代哲学の歴史における(たぶん)一番役に立つ問題
セクションY 第四象限
セクションZ 第四象限をどうするか
セクション[ 黒い白鳥に強い社会の原則十カ条
セクション\ 汝の運命を愛せ




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