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zoom RSS 菊池英博「そして、日本の富は略奪される」・・・日本の米国への植民地化が進む

<<   作成日時 : 2014/03/24 07:59   >>

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よくこんな議論がある。中国と米国を比べて、辺境の国日本はどちらかにつかねばならないのなら、民主主義の価値観を共有しているから、米国の方がマシなのだという議論だ。 しかし、この本を読んで思った。 あくまで私見だが、むしろ米国の方が危険なのかもしれないと。

それほど菊池氏の主張は、説得力があるし、経済学者や政治家の言説、各種の委員会や機関等の資料など豊富で、いちいち引用していたら、全ページコピーするようなものになってしまう。

めちゃくちゃ簡単に要約すると、「年次改革要望書」と名付けた "Recommendation" を、クリントう政権は宮沢政権に押し付け、日本に改革を迫った。 クリントン政権以来、米国の新自由主義者・市場原理主義者は、日本の構造改革を促し、米国型社会に変えるとともに日本の富を米国に送金・収奪し続けていると、菊池氏は主張している。
これは全くその通りなのだろう。 米国の利益にならない "Recommendation" などするわけはないから。 かんぽ保険への外資の参入・乗っ取り画策、容易な解雇を可能とする雇用環境、国民皆保険を潰す混合診療、・・・日本社会の徹底的な破壊がもたらされる。

もっとも、日本社会の仕組みが文句なく良いわけではない。 だから、「改革」が必要だと多くの人は信じている。 その「改革」と、米国が望む「改革」とが、必ずしも同じではないのに、「改革」と言う言葉で多くの人が乗った。 それが「小泉改革」の真相だ。 中身は、日本の米国への植民地化を促進しただけだった。 

ミルトン・フリードマン以来の新自由主義・市場原理主義者は、儲けられるときに儲けて何が悪いと、モラルなく、冨を集積し続ける。 このイデオロギーは根強く、日本の政財官メディアにも、浸透していて、CIAなどを通じて無意識のうちに米国の利益のために動いている。 TPPはその集大成ということだ。

ざっと、こんな主張で、ときには、ちょっと言い過ぎと思うところもあるが、大方は、この人の言う通りなんじゃないかと。


菊池英博「そして、日本の富は略奪される」( ダイヤモンド社 2014.1.30)☆☆☆
序章 1%の悪魔が日本を襲う
第1章 新自由主義という悪魔の誕生
第2章 「自由」とは「海外侵略」のことだった
第3章 まやかしだったアメリカの市場原理主義
第4章 悪魔に対抗する欧州資本主義
第5章 日本はこうして悪魔に犯された
第6章 破壊され成長を阻害された日本の実態
第7章 TPPはアメリカの占領政策
終章 こうすれば新自由主義の侵略を阻止できる





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