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zoom RSS ハッピー「福島第一原発収束作業日記」で現場を知る。 

<<   作成日時 : 2014/03/24 08:33   >>

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福島1F現場で作業しているハッピーさんが自らのツイートを再編集して一冊の本としたもの。 現場の末端には解らないこともあるし、現場の末端にしか見えないものもある。  ハッピーさんが現場で見たことと、経験に即して推測したこと、おかしいと思ったこと、願い、なと゜など折々の思いが記されている。  もちろん推測のことも多いが、それが正しい保証はない。 ハッピーさんもそれを注意している。 しかし、不思議なことに、政府や東電が言うことよりもはるかに説得力があり、たぶんハッピーさんの言うことは殆どが正しいのだろうとおもう。

311の当日、ハッピーさんは津波を見ていないらしい。 現場には居て、停電の暗闇の中を手探りで避難したが、津波が来たのか解らなかったらしい。 現場ですべてがわかるわけではないと言う証左でもある。 工事にあたっても縦の情報はあるが、横の情報は、事故でも、なかなか伝わらないらしい。 

野田総理の収束宣言以後、緊急作業でなくなったため、単価や危険手当が大幅に下がったらしい。 そのうちに、なんだか普通の民間企業の工事作業になってしまって、ハッピーさんは、おかしいと思っている。 地元の人は、それでも帰還目指して働くじ雨期があるが、それ以外の人は動機が無くなる。 作業する人間が減ってゆくだろうと心配している。  これから増える高線量の仕事では長く続けられないから、 除染の仕事や、再稼働すれば他の原発に行ってしまうと懸念する。

ハッピーさんは、収束宣言や避難地域の解除など、厳しく批判しているが、確かに補償金を減らしたいだけの理由なのかもしれない。 早期帰還すれば割り増しを払うと言う町があって、ふざけていると怒る。 除染もしていない、水や消防など、ライフラインも何もない、 311の時のままなのに。 そして、まるで1Fの現場と同程度の線量の場所に、もう帰れと言われても帰れないじゃないかと。 避難先から高線量のところに帰還するなどおかしい。 

汚染水や注水は、カナフレックスというホースを使っているがそれじゃすぐに使えなくなると指摘していた。勿論東電も一時的なものと認識している。つまり何もかも一時的対応らしい。 つまり、その場しのぎということだ。  

目の前で汚染水が漏れていても、請負契約の範囲になければそれ対応はできない。 そこでもし怪我しても労災も出ない。 東電の仕事はそういう性格らしい。 いろいろ提案してもすべて却下。とにかく本店決済のコスト削減になっている。

植物のチガヤがホースを傷めるなんて、現場でなければ決してわからない。 

東電は、コスト削減しか頭にないようだ。利益が必要な一民間企業がこの収束作業を続けることには無理がある。だから分離して国がやればいいという。 確かに現場的にはそうだ。限られた予算で、しかも国の管理下では、必ず競合の入札になり、コストを削った企業が応札する。ベテラン作業員も減ってゆく。これから線量の高い庫内処理が多く、1年分の仕事がひと月で終わっても、誰も保証してくれない。それでは人は集まらない。 

そして、私も同感なのは、どうして現場検証がなされないのかということだ。 

防波堤は形だけのものだ。 いま同じ津波が来てもひとたまりもない。

・・・・ いろいろ、初めて知ることが多い。



ハッピー「福島第一原発収束作業日記」( 河出書房新社2013.10.30)☆☆☆☆
プロローグ 爆発
第1章 待機
第2章 死闘
第3章 乖離
第4章 神話
第5章 限界
第6章 危機
エピソード 希望


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