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zoom RSS 谷島宣之「ソフトを他人に作らせる日本、自分で作る米国」

<<   作成日時 : 2014/03/29 17:24   >>

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ご存知日経BPの谷島宣之氏の本。 企業の情報システムを取り巻く考え方を通して、文化論や、維新以来の近代化を問いなおしている。 「日本と日本人論」や日本の「近代化論」は、私が深く関心をもつテーマでもあり、興味深く読んだ。
 
全編、「古くて新しい」話である。 谷島氏は、私同様、企業がシステムを内製する方が良いと考える人だが、同時に、その難しさも理解されている。内製の多い米国が良いと簡単に断じているわけでも、もちろんない。
日本の「(グランド)デザイン」の弱さについて、福田恒存氏や昔の人がが遥か昔に語っている内容が共感できる。個々のハードウェアや要素技術には集中して強くなるが、全体をまとめるソフトウェア、システムに弱い。 それは、それが自身とどの程度距離をもったものかも考えずに、外国のものをしゃにむに消化してきた態度とも通ずる。経営管理手法なども、一途に導入するが、導入そのものが目的となって、何のためかを忘れてしまう・・・

記者時代に培った人脈で、馬場史朗氏、桑原里恵氏をはじめ、多数の経営者や技術者の言葉やエピソードが現れる。 同時に、ドラッカー、漱石、福田恒存、永井荷風などもでてくる。なんとも守備範囲の広い方だ。

外資系で育った人は愛国者になる?というくだりは面白い。



谷島宣之「ソフトを他人に作らせる日本、自分で作る米国」(日経BP社2013.12.25)☆☆☆☆
第一章 [実態]経営と技術を巡る珍現象
1−1. ソフトを他人に作らせる日本、自分で作る米国
1−2.金を払って人に会う米国人、タダでも会わない日本人
1−3.トップがセールスする米国、表敬訪問する日本
1−4.協会にうるさい米国、曖昧にしたい日本
1−5.「協調性」を最重要視する世界各国、重視しない日本
1−6.外資系に努めるとなぜ右傾化するのか

第二章 [総論]明治以来の難題に取り組む時
2−1.適応異常に克つ
2−2.全体像の力
2−3.機能美を感じる
2−4.今こそ自己本位
2−5.立体思考の勧め
2−6.あえて労働集約

第三章 [原因]「言葉のインフレ」は恐ろしい
3−1.専門家同士もわからない英略語
3−2.”インテグリティ“をお持ちですか
3−3.ドラッカーの重要語に新訳が誕生した瞬間
3^4.数値目標の暴走をどう防ぐか
3−5.「言葉一つを生み落とす厳しさ」

第四章 [対策]答えは三十年前からそこにある
4−1.古くい新しい「ITの前にビジネス」という教え
4−2.デザインがダメならカイゼンしてもダメ
4−3.成功の担い手は意志あるマネジャと張り切る若手
4−4.「システム内製」こそ理想の姿
4−5.“技術の暴走”に社長が備えておくこと



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