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zoom RSS 大塚ひかり「本当はひどかった昔の日本」・・・昔の日本も、それなりの悪の国

<<   作成日時 : 2014/04/25 19:52   >>

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大塚ひかり氏もあとがきで述べているが、「昔は良かった」と語る人がとみに増えているのではないか。 例えば、日本は昔から民を思う天皇のもとで平和に暮らしていたとか、昔は今と違って家族仲良く暮らしていたとか、そう主張する人は少なくない。

ほんとだろうか。 昔の日本はほんとに良かったのか、知りたいと思っていた。  まさにうってつけの、格好の本がこれだ。  「本当はひどかった昔の日本」・・・「古典文学で知るしたたかな日本人」


物語から見る日本だから、必ずしも歴史的事実ではないかもしれないが、現実の世の中の反映と見れば、そうまちがいでもなかろう。  ほんとに酷い。 昔の日本だって決してよくはない。 他国と比べても格別いい国という訳でもない。

子どもは基本的に邪魔なので、妊婦は虐待する、赤子は間引きする、子どもには食事を与えない、働かせて虐待する。・・・ 夫と姑で嫁を離縁させ続け、昔は離婚が常態で、家族などもろいもの。 

結婚して子供ができ、幸せに暮らしました・・・という結末がめでたしめでたしなのは、本当に家族を持てるのは17世紀までは特権階級だったから。

元禄時代の生類憐みの令は、「捨て牛馬」「捨て子」に加え、「捨て病人」も禁止された。 つまり、それまで、重病人を捨て去る習俗が続いていたのだ。 この令は犬よりもこちらの方が主だった。

自殺多発地域は強い絆で結ばれているだけに一度排除されると死活問題につながりかねない。・・・一人でいる孤独より、集団で疎外される孤独の方が深刻。

平安初期から末期、金・米・女を得られると言われて仏教を信じてみようとしたのが日本人だ。 日本が"金の世の中"だったのは、なにも貨幣経済が発達した江戸時代に始まったことではない。  



大塚ひかり「本当はひどかった昔の日本」(新潮社2014.1.15)☆☆☆☆
第一章 捨て子、育児放棄満載の社会―昔もあった大坂二児餓死事件
第二章 昔もあった電車内ベビーカー論争
第三章 虐待天国江戸時代
第四章 本当はもろかった昔の「家族」
第五章 マタハラと呼ぶにはあまりに残酷な「妊婦いじめ」
第六章 毒親だらけの近松もの
第七章 昔もあった介護地獄
第八章 昔もあったブラック企業
第九章 昔もいた?角田美代子
第十章 いにしえのストーカー殺人に学ぶ傾向と対策
第十一章  若者はいつだって残酷
第十二章  心の病は近代文明病にあらず
第十三章  動物虐待は日常茶飯
第十四章  究極の見た目社会だった平安中期
第十五章  昔から、金の世の中










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