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zoom RSS アダム・ペネンバーグ「バイラルループ」は、お薦め本

<<   作成日時 : 2014/05/04 08:45   >>

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2010年邦訳出版なので、そんなに新しくない。 話題は旧知のものが多いが、スタートアップの中で、"バイラル"といっていい企業を手際よくまとめている。 先月読んだ「グロースハッカー」と共通する話題(ホットメールなど)もある。 古い意味でマーケティングなので、重なるのだろう。 

「バイラル・ループというのは、インターネット上でブログやツイッター、ユーチューブなどのソーシャルメディアを経由して、情報がウイルスのように伝播してゆく現象のことだ」・・・元祖やネット時代の事例として、レーティングサイトの「ホット・オア・ノット」、オバマのバイラル選挙戦略、タッパーウェアのホームパーティ商法、マーク・アンドリーセンのモザイクと、ネットスケープ、バイラル係数は2.0 のニング、ホットメール、ブースとクラムリーの低予算映画、イーベイ、イーベイにバイラルネットワークを重ねたペイパル、マイスペース、ビーボ、フェイスブツク・・・などのSNS、・・・ などなど豊富な事例が挙げられている。  それも、なかなか読みやすい物語になっている。 

バイラル係数は、各メンバーが引き入れる新たなメンバーの数で、もちろん1.0以上でないと、バイラル。ループにならない。 「グロース・ハッカー」にもあるが、ユーザー自身が広めてくれるような機能を内包することがひとつの鍵のようだ。

バイラル・ループの最大の課題は、そのスピートにシステム基盤の強化、アーキテクチャの一新を図れるかどうかだ。 はじめからスケーラブルな設計をする経済的余裕はないからだが、よくその時になって、適切な技術者をヘッドハントできるものだと、感心もする。

この「業界」の用語も、ちょうど良いタイミングで説明されている。 

クリックスルー率(表示された広告リンクをユーザーが実際にクリックする割合)、これは、SNSの広告の平均は、0.02%くらいらしい。 某社がO.63%で大変大きいと記述があった。 広告の見込み(クリックスルー率とPV)、 FNR(マーケティング戦略 Friends, Neighbors, Relatives )、・・・・

また、それなりの「ものの考え方」がある。 例えば・・・


・「ブランドを自分たちでコントロールしようとするほど、消費者の心が離れていってしまいます。逆に、多少は放任してもかまわないという姿勢を示すほど、消費者の心を引き寄せることができるらしいのです」(ラフリー P&G)

・「古いブランドをいかめしく振りかざして、サイトの閉鎖を要求するなど、最もやってはならない行為です。消費者の心証を害してしまいます」(マイケル・マスランスキー)

「「面白いネットワークを演出するには、凝ったプロフィール欄をつくる熱心なユーザーの人数が、”臨界量”を超えないといけないのです。」とパーチは語る。」


全体に、読みやすく、めちゃくちゃ新しいトピックという訳ではないが、なかなか多くの内容豊富な記事で埋め尽くされている、いい本だ。






アダム・ペネンバーグ「バイラルループ」(講談社2010.9.24)☆☆☆☆
プロローグ 小さなアイディアが「大きな富」に化ける瞬間
序章 大統領のバイラル作戦
第1章 元祖はタッパーウェアだった
第2章 ウェブというバイラル培養器
第3章 バイラル大平原の開拓者たち
第4章 メッセージの起爆力
第5章 決めるのは消費者だ
第6章 バイラル動画の広告効果
第7章 バイラル成長の罠
第8章 ペイパルの戦い
第9章 ブログ時代のバイラル・ビジネス
第10章 「臨界量」をどう超えるか
第11章 SNS,成功の法則
第12章 広告の新たなスタイル
エピローグ 地球もバイラル、人間もバイラル




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