Dora_PaPa_san's_Pages

アクセスカウンタ

zoom RSS 中川李枝子他「石井桃子のことば」

<<   作成日時 : 2014/09/06 11:29   >>

トラックバック 0 / コメント 0

我が娘は、幼児の頃、紙くずなどを部屋のごみ箱に捨てるとき、「ディックブルーナ、ぶんとえ、いしいももこ、やく」と、意味もわからず言ってから捨てていた。ごみ箱が、ブルーナの「うさこちゃん」の絵だったからだ。 幼児でも知っている石井桃子さんだが、詳しい経歴や業績は知らなかった。 

1907年6人兄姉の末っ子に生まれ、学業優秀な姉たちが早く嫁いでもあまり幸せでない様子をみて、自活の道を探るべく日本女子大に進み学生時代から文藝春秋社で翻訳のアルバイトをしていた。そのまま入社し、菊池寛や永井龍男の下で婦人雑誌の編集を担当した。四年で退社した後、たまたま犬養健邸で読んだ「The House at Pooh Corner」の不思議な世界にすっかりはまり、翻訳を手掛けた。 それが児童文学にはいるきっかけという。
その後、新潮社で少国民文庫を山本有三のもとで編集、発行。その後友人と児童文学の出版社を作るが戦争で続かず、戦後は宮城で農業人となる。 43歳のとき、呼ばれて岩波に入社、児童書の編集にあたる。やはり四年で退社、留学して欧米の児童文学者と交歓、初めて自信をもつ。児童図書館を開いたり執筆に専念したり・・・「うさこちゃん」シリーズは57歳、「ピーターラビット」シリーズの刊行はなんと64歳のときだ。・・・・101歳で死去。
本人の才能もさることながら、多くの巨星に囲まれ、幸せな生涯だったのではないだろうか。

印象に残った石井桃子の言葉

「私が子供の本にひかれるのは、どこの国の人にも通じる普遍性があることです。 きっと時代の風潮に影響されない根本のところで書かれているからなのでしょう」

「子どもたちよ 子ども時代をしっかりとたのしんでください。
おとなになってから 老人になってから あなたを支えてくれるのは
子ども時代の「あなた」です。」

「私がいままで物を書いてきた動機は、じつにおどろくほどかんたん、素朴である。 私は、何度も何度も心の中にくり返され、なかなか消えないものを書いた。 おもしろくて何度も読んで、人にも聞かせて、いっしょに喜んだものを翻訳した。」

「クマのプーさん」には、愛情という言葉は一度も出てきません。それでも「愛する」ということがどういうことか、ちゃんと分かるように書いてあります」




中川李枝子他「石井桃子のことば」( 新潮社2014.5.25)
第一章 石井桃子の仕事
第二章 石井桃子の生涯
第三章 石井桃子と私



テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
中川李枝子他「石井桃子のことば」 Dora_PaPa_san's_Pages/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる