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zoom RSS 映画「怪しい彼女」シム・ウンギョンの怪演がすばらしい、楽しく素敵な韓国映画

<<   作成日時 : 2014/09/11 13:14   >>

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若い人には、シム・ウンギョンのおばあさん演技と言葉がおもしろいだけかもしれないが、私のような年寄りには、かなり、共感や胸にぐっと来るシーンが多い。 明るく、元気で、心に残る韓国映画の良いところが全部でた、今年ナンバーワン候補。 

シム・ウンギョンは、「サニー」のときは、綺麗とか、可愛いとかよりも、ヘンな女の子だったが、「怪しい彼女」では、ヘンなだけではなく、かなり綺麗だ。  ガニ股歩きでおばあさんらしさを出したらしい、その風貌は、ほんとうにおばあさんだ。 もう、名優といってよいのかもしれない。  


オ・マルスン(ナ・ムニ)は、嫁にも、勤める老人向けのパーラーでも、やかましく、口汚く、攻撃的だ。  ただひとつの誇りは女手一つで息子を育て上げ、国立大学の大学教授になったこと。 パーラーでパクちゃんに色目を使うエジャばばあと、つかみ合いの喧嘩もしている。

息子のパン・ヒョンチョル(ソン・ドンイル )は、老人問題の専門家だが、嫁姑の問題は解決できないし、孫のパン・ジハ(ジニョン)は、バンドを組んで、ヘビメタを気取っているが、一向に目が出ない。 

嫁にブリ大根の作り方で文句を言ったり、嫁も我慢の限界だったらしい。 心臓発作で倒れた嫁を心配して家族が病室に集まった時、姑は部屋からでてほしいと嫁に言われてショックを受けたマルスンは、ふと街かどで見つけた「青春写真館」で、写真を撮ろうと思った。 店主は、50年若々しく撮りますよと、笑って撮影した。

ほんとに、50年若がえてしまったマルスンは家にも帰れず、チルチルバンで夜を明かし、明くる日市場で欲しかった靴や若々しい洋服をいっぱい買い、パクちゃんの家に下宿人として転がり込む。 名前はと聞かれて、好きなオードリー・ヘプバーンから、オ・ドゥオリと決めた。 

若返っても、行くところは老人向パーラー。 ライバルのエジャが歌を歌っているのをきいて、ムラムラと、自分の若い頃の歌手になりたかった思いがわき上がって来て、舞台に上がる。 そして、しっとりとした歌を歌い終わると、大拍手の渦。 そこに、ボーカルに逃げられて困っていた孫のジハ、いい新人歌手が居ないかと探しているTVプロデューサーのハン・スンウ(イ・ジヌク)がいて、ドゥオリを追いかける。  ・・・・・  


日本も戦後は貧しかったけれども、韓国より一足お先に豊かになった。 朝鮮戦争のおかげでもある。 貧しい国、貧しい人びと ・・・ 出稼ぎに行く夫を見送る若いマルスン、乳飲み子を抱えて途方に暮れるマルスン、拾ってもらったどじょう屋の秘伝のたれの作り方を盗んで、近くで出店するなど、あくどいこともやって、息子を育て上げた。 そういう貧しい時代があったことは、「そうなんだよ」と、共感するのだ。 

そして、貧しく、家族のために自分の欲しいものや、したいことなど、我慢に我慢を重ねてきたのだ。 まったく、そうなんだ。。。。 もし、機会が与えられて、一時的に若くなって、やりたいことができるのなら・・・・ そんな夢がみられる。  しかし、世代と言うものがある。 自分だけ、生きながらえていいのだろうか・・・と、考えてしまうのは必至だ。 
ストーリーだけを言えば、スティーヴン・キングとか、ブラッドベリとか、SF的な作家が作りそうな、どこにでもある物語だけれども、 それを、せつなく、楽しく、心揺さぶる映画にしてしまうところは、さすが韓国映画である。 



映画「怪しい彼女」(ファン・ドンヒョク監督 2014)☆☆☆☆☆


オフィシャル・サイト  http://ayakano-movie.com/

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