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zoom RSS 映画「シャトーブリアンからの手紙」

<<   作成日時 : 2014/11/26 20:00   >>

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原題は"LA MER A L'AUBE"、"夜明けの海"といった意味か。 オデットから、シャトーブリアンの海岸で殺されたギィに宛てた手紙の一節だ。 

史実に基づいて、創られた。 

1941年10月、フランス共産党の無謀な挑発でドイツ軍将校を射殺したために、ヒトラーは150人のフランス人を報復に殺せと命令をくだす。  パリにいるドイツ軍トップの将軍は、欧州統合を持論にしていて、占領はしていても、独仏の融和を図りたいと考え、ベルリンの指示をなんとかかわしたいと画策していた。 将軍秘書のようなユンカーは、作家でもあり、将軍からこの事件の経緯を記録しておくようにと指示を受ける。 将軍は、この事件は歴史的な制裁を受けると理解していたのであろう。

ベルリンに知らせたのは駐仏大使だった。 フランスとの関係よりもベルリンへの忠節、つまり我が身を大事にしているのだ。 シャトーブリアンの司令官も将軍と同様、穏かな対応を望んでいたが、シャトーブリアンにある収容所にはいっている政治犯を殺す方が、一般市民よりもいいという判断があった。  

司令官の意志を知ったフランス側の副知事ルコルヌは、最初はリスト作りに抵抗したが、政治犯たちの友人であったはずの男がリスト作りを始める。 その男の選択は、たぶんに恣意的なものだった。 そこに、17歳の少年ギィ、釈放が決まっているクロードも含まれていた。 

ルコルヌは、ギィ、クロードなど3人をリストから外すよう要求するが、司令官は、では代わりの3名を選べとこたえる。 代わりを選ぶことを拒否したルコルヌは、結局彼らの殺人に加担することになった。

収容所でリスト通りに呼び出された27名の政治犯は、家族への手紙を司祭に託す。 司祭は副知事の加担をなじり、ドイツ人将校に、キリスト教徒なら命令を無視しろともいうが、もう遅い。 

そして、ギィは、好きだった女子棟のオデットへの手紙を託す。 ・・・・・ 。


普通の戦争ストーリーと違って、ドイツ人将校の中にも、いろんな考え方の人間がいたようだ。 将軍は、反ヒトラーの立場のようで、辞職する。 辞職なんかできたのだろうか。  秘書官のようなユンカーは、公然とヒトラー暗殺も口にするし、技術のドイツと、食と文化のフランスは協調すべきとも考えていた。  それは占領されたフランス人からみれば、それはそれで、勝手でいけすかない論理だと思われるが。。。。

ペタン元帥は、最初は自身が身代わりに人質になると行っていたが、すぐ撤回し、独仏協力の演説をすることにした。 それを聞いた将軍は、対独の国民感情はえらく変わってくると危惧した。 ペタンはここでも、悪者だ。

淡々と、経緯を記録してゆき、27名についても、丹念に描いていく。 ポスターにも描かれたオデットは、とくに大きな役割があるわけではなく、ギィの憧れでしかなかった。。。。



映画「シャトーブリアンからの手紙」(フォルカー・シュレンドルフ監督 "LA MER A L'AUBE" 2011)




オフィシャル・サイト
http://www.moviola.jp/tegami/






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