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zoom RSS シャーリーン・リー「フエイスブック時代のオープン企業戦略」

<<   作成日時 : 2015/01/18 09:07   >>

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原題は”OPEN LEADERSHIP”。  邦題は、ちょっと内容に即していないのではとおもうが、2011年時点ならソーシャルコミュニケーションもまだあまりビジネスに利用されていなったので、案外良い名前だったかもしれない。

企業戦略についても語られてはいるが、"オープン"なるものを、社内外で進めるための、基本的な考え方、背景、組織、リーダーシップ等について、たいへん懇切丁寧に語っている。 その丁寧さで、とてもな良い本だとおもう。 ただ、直接、その需要に接していない私などの読者には、その丁寧さがかえって詳しすぎて、もっとページ数を割愛してほしいという気にはなる。 もちろん正しい読者には妥当な量ではある。 




"オープン"にする目的は、オンライン・コミュニティ等を通して学び、エンケージメント・ピラミッドに沿って対話し、サポート・コミュニティでサポート、イノベーションを促す。 目的がはっきりすれば、「何をどこまでオープンにする必要があるか」が議論されるようになる。

「戦略目標に従って考えたとき、ある分野をオープンにするのは意味がないと判断したら、オープンにすべきではない」と語られるが、流行で始めたら痛い思いをするといことでもあろう。 

"オープン"の効果は、いろいろある。 社内・社外ではことなるが、いっしょくたに挙げれば、オープンな情報共有によって、意識統一を図る、知識を共有する、知恵を借りる・・・といったことができることだ。 それも少ない労力で、ほとんどリアルタイムで。。。。
考え方、方法、ツールはたくさんあって、ツイッター、ユーザー・コミュニティ、コラボレーション・プラットフォーム、ブログ、社内ネットワーク、オープンマイク、クラウドソーシング、オープンアーキテクチャ、オープンデータ・・・等々

だいじなことは、「企業にとって重要なのは、単にコミュニケーションのチャネルを増やすことではなく、エンゲージメントを深めていくこと」であって、「世界のトップブランドに関する限り、エンケージメントが深いほど財務実績は良いように見受けられる」とのことだ。




"オープン"に否定的な経営者も、積極的な人も、やはり、リスクがあることはみとめるだろう。 いわゆる「炎上」のリスクもある。 

デポ―ル大学のガイドラインには、「過ちを犯したら、すぐに、誰にでもわかるように認めて訂正すること。 これが、オンライン・コミュニティで尊敬を勝ち得る道である」とある。 また、

「投稿内容が肯定的であれ、否定的であれ、テーマから外れていなければ、インテルにとって好都合か不都合かを問わず、その投稿は掲載されます。 ですが不快、攻撃的、中傷、的外れのいずれかに該当するる投稿は、掲載されません」・・・という態度が重要なのだろう。 




最後の話題は、組織とリーダーシップだ。 

「ソーシャルテクノロジーを導入すると、組織内外のパワーバランスが変わってくる」・・・「情報を収集し共有できる人、組織内に広い人脈を持つ人がパワーを持つようになるだろう。こうした人は内情に通じるとともに組織横断型の関係を形成できるため、すばやく行動を起こすことができる」 ・・・ これは、別にオープンだからとは思わないが。

マイクロソフトのように、有機モデルの典型で、大勢のプロガーが、「基本的に勝手なことを勝手なところで書きまくっている」ような体質的にオープンな企業は、あまり考える必要がない。 

例に挙げられているように、心配性の懐疑論者もいて、楽観的な現実主義者のオープン・リーダーが、ストラテジスト、プログラムマネジャー、コミュニティマネジャーの役割を分担しながら進めるとよいのだろう。 

オープン・リーダーは、リーダーとしての資質の他に、「自分らしさ」も必要だ。 楽観的でチームワーク型のリーダーが望ましい。「これこそが、オープン・リーダーシップの要なのだと私は考えている。 相手を信頼してコントロールを手放し、多くを委ね、それでもするべきことは成し遂げる」

・・・詳しいことは、本にも、シャーリーン・リーのサイトに懇切丁寧に書かれている。

http://www.charleneli.com/research/open-leadership/






シャーリーン・リー「フエイスブック時代のオープン企業戦略」(朝日新聞出版2011.5.30)
“OPEN LEADERSHIP”
第1部 コントロールをあきらめる
第1章  なぜコントロールをあきらめなければならないか
第2章  オープンにするとはどういうことか
第2部 オープン戦略を立てる
第3章  オープンにする目的を考える
第4章  オープンネスの費用対効果を測定する
第5章  オープンネスをコントロールする
第6章  オープン戦略を実行に移す
第3部 オープン・リーダーシップ
第7章  よいオープン・リーダーとは
第8章  オープン・リーダーを育てる
第9章  上手に失敗する
第10章  組織文化を変える


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