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zoom RSS 福井健策「誰が「知」を独占するのか―デジタルアーカイブ戦争」

<<   作成日時 : 2015/02/21 08:27   >>

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 「誰が「知」を独占するか」というタイトルほどには、グーグルなどの話題が多くはない。むしろ、一社に独占させたくないためのヨーロッパの動きや、デジタルアーカイブを実現するための課題、とくに権利関係に頁を多く割いている。

民間の一社に独占させるべきではないという考え方の強いEUは、ユーロピアーナを設立、巨大電子図書館で3000万点もの過去の文書や画像をデジタル公開している。 

何事も既成事実に弱い日本は文書をを保存し検証してゆくことをしない。 ましてや公文書の保存公開など米国・EUとはケタ違いにか細い。 やはり秘匿する傾向にある。 公文書を保存、公開し、それに基づいた外交交渉をすれば、それをしない政府よりは、強い立場になれるはずだ。 だから日本の外交交渉の弱さの一つの理由ともいえる。

グーグルでも対象は殆どPublic Domainのものだ。著作権、著作隣接権、肖像権をクリアーして公開するのは大変なコストがかかる。 一枚の写真に写っている人を探し出して同意を得るのなどは大変な作業だ。  NHKの大河ドラマの出演者ですら、あっという間に所在不明になってしまうという。

国会図書館だけは、特別になんでも閲覧できる。  しかし、デジタルアーカイブとして公開するには、権利関係をクリアしなければならない。  それを法的にいろいろな工夫を各国は図っている。 









福井健策「誰が「知」を独占するのか―デジタルアーカイブ戦争」(集英社新書2014.9.22)
第1章 アーカイブでしのぎを削る欧米
1. 世界はわれらの手の中に
2. 帝国に挑むヨーロッパ
3. オープンコース
第2章 日本の大規模デジタル化プロジェクトたち
1. 国会図書館「電子図書館」プロジェクト
2. 国立公文書館デジタルアーカイブ
3. 悲劇と再生のアーカイブ
第3章 知のインフラ整備で何が変わるのか
1. ビッグデータ解析の大波
2. 人工知能は星新一の夢を見るか
3. 考えているのは私たちか?検索エンジンか?
4. 知の基盤整備の時代
第4章 「ヒト・金・著作権」
1. 苦闘するアーカイブたち
2. NHKアーカイブス・NHKオンデマンド
3. 放送台本を残せ!
4. 国立近代美術館フィルムセンター
第5章 最大の障害「孤児作品」
1. 権利者不明の作品が多すぎる
2. 孤児・絶版作品の活用で先頭を走るEU
3. 動き出した米国
4. 日本の現行法はどうなっているか
第6章 アーカイブ政策と日本を、どう変えて行くか
1. ナショナル・デジタルアーカイブを設立し、当初2000万点のデジタル更改を実現せよ
2. オプトアウト制で、孤児作品問題をはじめ権利問題に抜本対処せよ
3. 世界のデジタルアーカイブと接続し、オープンデータで日本文化を発信せよ
4. まとめ



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