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zoom RSS 映画「誰よりも狙われた男」は、フィリップ・シーモア・ホフマンの重厚な遺作

<<   作成日時 : 2015/02/22 07:04   >>

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フィリップ・シーモア・ホフマンの遺作となってしまった映画と聞いた。 私も好きな俳優だが、ひょっとすると、この映画が彼の出演作の中で一番好きな映画かもしれない。 確かに「カポーティ」や「ザ・マスター」も傑作には違いないが、彼の役に心は通わない。 しかし、この映画のギュンターには、なんとなく共感するのである。

ハンブルグの港に密航してきたイッサ・カルポフ(グリゴリー・ドブリギン )を駅構内の映像で発見したのは、ドイツのテロ対策チームだった。 イッサは、記録によればロシア人の父とチエチェン人の母との間に生まれ、チェチェンのテロリストとしてロシアの刑務所に入っていたとされている。 

同じビルの5Fに構える、警察のチームは、イッサを早く拘束しようと動き始める。 CIAのドイツ支局は、ギュンターが別に偵察しているファイサル・アブドゥラ博士(ホマユン・エルシャディ )の情報を知りたい。  ギュンターは、イッサが本当にチエチェンのテロリストなのかどうか怪しみながら、もしそうなら、情報源として使い、大物と接触させたい・・・・三者三様の思惑で監視されてゆく。

イッサは親切なトルコ人亡命親子に助けられて、彼らを介して、人権団体の若く美しい弁護士、アナベル・リヒター(レイチェル・マクアダムス)に、銀行家トミー・ブルーが自分を助けてくれるはずだと話す。 アナベルはトミーブルー(ウィレム・デフォー)に会い、イッサは、父親同士の約束で、1000万ユーロにものぼる莫大な金を所有していると知る。

尾行と監視を続けていたギュンターは、イッサがテロリストではないし、父親の穢れた金も望んでいないと知り、イッサを助けるとともにアブドゥラ博士と接触させようと、やや乱暴なシナリオを描き、トミーブルーとアナベルを強引に説得し始める。  その動きを、協力するかに見えて冷たく見守っているのはCIAだった。 ・・・・・



 ギュンターとCIAの会話の中に、ギュンターが、アブドゥラ博士は基本的には善人であって、同胞を助けたいだけの気持ちで金を送っているだけだ、もっと大物につながる情報源として生かしておきたいと話すと、CIAは、そんな甘い話は、米国では通用しないと、にべもなく否定する。 テロリストにつながっているのなら、すぐにでも拘束しないといけないと。 

情報源を大事にしてより大物を狙うか、情報源であろうとなかろうと、関係者ならしらみつぶしにつぶしてゆくと言う、単なる方法論の問題かもしれないが、なんだか、世界観のようにもおもえる。 いま、日本でも、テロに対する攻撃を声高に叫ぶ声が日に日に強まっている。  敵意まるだしに対応するだけでは、問題の根絶にはつながらないと私には思えるのだが、そんな思いに、ギュンターの行動が、妙に共感を呼ぶ。



ところで、ダニエル・ブリュールが、ギュンターの部下として地味な役に出演していて、びっくりした。



映画「誰よりも狙われた男」( アントン・コルベイン監督  "MOST WANTED MAN"2013)







オフィシャル・サイト  http://nerawareta-otoko.jp/

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