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zoom RSS 映画「小さき声のカノン」

<<   作成日時 : 2015/03/11 11:42   >>

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鎌仲ひとみ氏が耳を傾けているのは、勿論行政の安全だという声でもなく、また反原発論者の危険だという声でもなく、どちらにせよ、その場で生活を送り、かつ、子どもたちを守るためにどう選択をし、行動するか悩むお母さん方の声だ。 

二本松の真行寺の若奥さんとその仲間たちがいまできることは、少しでも被曝を減らし、被曝の影響を弱めることだ。 そのために、お母さんたちは、”HAHA RANGER”と、チームを名乗って、安全な食材を全国の支援者から集め、無料で希望者に分けたり、子どもたちを「保養」に連れて行ったり、除染をしている。 幼稚園の除染は徹底してやったけれど、通学路の線量を測るといまだに高いところがある。 行政はやらないから自分たちで即座に除染するのだ。 

福島県では、事故当時18歳未満だった子どもたちの甲状腺の検査を大々的に実施した。その結果、(映画撮影時の時点で)103名の小児甲状腺ガンが発見された。 それを母集団を広げたために発見されたもので、原発事故の影響とは「考えにくい」としている。 これは統計学的にも正しくないとおもう。 事故前はゼロだったのだから。 スクリーニングで発見されなくとも、患者はいつか病院に行くのだから。 「考えにくい」というごまかし言葉は、本当に嫌いだ。 なぜ「考えられない」と言えないのか。 誤魔化しとしか思えない。 

真行寺の住職は、思えたちが、避難もせずに、子どもたちを殺している、という外の声も知っている。 しかし、家族が離れ離れになるのも、それはそれで子どもたちには問題なのだ。 「内部被ばくを生き抜く」でも拝見したように思う。 
 
ベラルーシのこどもたちを事故発生直後から、ずっと見守り、助けている小児科医のオバさんは、疲れやすい、鼻血、甲状腺異常、骨が弱くなる、心臓疾患、・・・ そのた、いろいろな疾患が子どもに出ていると言う。 それは明らかに事故以前と違うのだ。 当時も、偉い大学教授は、ここで暮らしても何の健康上の問題はありませんと言って、それを信じた子どもたちに、すぐに異常が出たのだ。 

ベラルーシの子どもの甲状腺のスクリーニングのシステムは、良くできている印象だ(印象にすぎないが)。 しかし、これは日本の方が作ってくれたのに、どうして、今頃になって危機に来るんで使用と不思議がっていた。

ベラルーシの子どもたちの保養先として日本でも受け入れたことがある。 「チェルノブイリとの架け橋」として行動する北海道の女性は、日本の関東、福島の子どもたちも保養として受け入れている。 ひと月にわたって、新鮮で健全な植物、規則正しい生活、自然のなかでの生活で、ホウルバディ・カウンターで20Bq検出されていた子どもたちもNDになる。 彼女は、福島に帰ってゆく親子を見送りながら、 「わたしたちは国に見捨てられたんです。 勝手に死ね、勝手に生きろって。 国が何もしてくれないなら、自分でするしかないじゃありませんか」と涙ぐむ。

首相官邸前に集まった母親たちは、たがいに励まし合う。 千葉の女性は、ひとりでやっていると、神経質な人と言われるだけで、気持ちがなえてしまうと、仲間たちに会う為に来ている。 


「ミツバチの羽音と地球の回転」、「内部被ばくを生き抜く」に次いで、鎌仲ひとみ監督のドキュメント観るのは三作目だ。 どれも、住民の活動を抑えたタッチで記録しているが、今回はとりわけ静かに、子どもたちとお母さんに集中しているようだ。 しかし、いつも、「科学的」という言葉で、ある立場を取る大学教授たちは、不思議な理解しにくい存在だと感じる。 「考えにくい」という前に「わからない」「なんともいえない」が科学的なのではないか。 




映画「小さき声のカノン」(鎌仲ひとみ監督 2014)


オフィシャル・サイト http://kamanaka.com/canon/

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