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zoom RSS 佐藤優「創価学会と平和主義」

<<   作成日時 : 2015/03/13 04:17   >>

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佐藤優氏と創価学会の組み合わせが意外におもえて手に取ってみた。 結論的には、提灯ではないかとか、本当かとか、疑問は残るが、創価学会への理解は深まった。 そういう意味で良い本ではある。

ごく個人的なことを言えば、子どもの頃、父親の病気と死に際しての、親戚の創価学会会員の言動が、私に、この組織に対するアレルギーを植え付けた。 当時はかなり強引な折伏がどこでもすすめられていたのだろう。 

私は創価学会という組織に対しては、アレルギーがあるが、もし、私の親しい友人が実は学会員だったと知っても、それによって付き合いや彼に対する気持ちが、その後も何も変わらないことだけは保証できる。 私だって隠れキリシタンかつ隠れチベット仏教者だから。  妙な偏見や差別観はない。 

この本の読後、ずいぶん、私のアレルギーは減った。 創価学会について、実は何も知らなかったことに気づき、ひょっとしたら、意外にまともなのかもしれないと、思うようになった。  少なくとも、いまの首相とそのお友達の仲間たちよりは、遥かにまともだ。

佐藤氏は、集団的自衛権について、公明党はブレーキ役を果たしたと評価している。 その役割は創価学会の平和主義が本物だからという。 その評価は結果を観れば正しくないのではと、私は佐藤氏の意見に賛成はしにくいが、創価学会の意見は、初めて知った。 それが公明党に対するプレッシャーになったとの意見は理解できる。  ただ、結果に対する学会の評価はどうだったのだろうか。  
佐藤氏は、あの制約や条件では、実際に行使はできないからブレーキになったと言うが、いったん容認されたものは歯止めが利かなくなると、私は思う。 

政教一致について、佐藤氏は、「憲法20条全体の趣旨は、あくまでも国家、つまり政治が宗教に介入することを禁じ呈すのであって、宗教団体の政治活動を禁じているのではない」と語る。  これは、意外に、目から鱗かもしれない。  そのとおりだろう。 

鈴木宗男氏や佐藤優氏に対する態度も、他の党とはちがっていたらしい。 それは、創価学会と公明党の持つ、組織の文化だろうという。  つまり、 「国家が何か策動しているときに、一歩引いて状況を観察する。国家権力の論理とは別の価値観で動いているのだ」  日蓮、牧口氏のDNAだと説明されれば、それは理解できる。 かつての佐藤氏のような立場だと、それはよく見えるのかもしれない。  

ただ、そういう党がいったん権力を握れば、なにをするかわからない、というのが、国民の”うさんくささ”のひとつではあろう。

ちなみに、極楽浄土を願う浄土宗と対比して、現在を生き、動いて、未来を創りだそうという日蓮の思想の磋明はたいへんな分かりやすい。 さすが、神学者だ。 

  

佐藤優「創価学会と平和主義」(朝日新書2014.10.30)
第1章 集団的自衛権容認の真相
第2章 歴史的に見た創価学会、公明党、日蓮正宗
第3章 「池田大作」の思想と行動
第4章 “うさんくささ”と政教分離をめぐる攻防
第5章 創価学会インタナショナルと世界宗教
第6章 いまを生きる宗教







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