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zoom RSS 草間徹「やる気もある!能力もある!でもどうにもならない職場」

<<   作成日時 : 2015/03/14 15:14   >>

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閉塞感の強い、筆者の体験した4つのケースを紹介、その解説をしながら、日本企業にありがちな課題、特に人材マネジメントの、かなり真面目な議論が続く。 ただ、もともと、解決の難しい問題だから、そんなに良い対策などあるわけもなく、読み進めるだけで気が重たくなる。 初めて管理職になった人には、いろいろと説明が丁寧なので、よくわかる、良い本だといえる。 私のような年寄りには、丁寧過ぎるかもしれない。

4つのケースのエッセンスは、以下の通り

@ネットワーク技術の専門家として頑張っていたが、事業部別組織になってから、スキルも足りないし管理職としても能力不足と言われ、もう活躍の場がない。

A以前は儲かっていたプリンターのビジネスモデルも成り立たなくなり、拠点閉鎖、工場閉鎖などで行くところが無くなる。

B誰が言ったかを気にし、問題を本質的に議論しないで、変化に対応できなくなる、セクショナリズムや危機意識の欠如で役員ですら誰がこんな会社にしたのかと呪う、たび重なる希望退職募集の実施で人心が荒廃し、万策尽きる。

C新卒で良い会社に入れず、就職した会社で頑張っていたが、倫理的に許せないことも見て退職、その後、どうしても低収入で、能力向上の機会もなく、頑張っても低い階層から抜け出せなくなる。



本筋とは関係ないが、いくつか、面白い理論の紹介もあった。 

「プランド・ハップンスタンス理論」クランボルツ・・・「個人のキャリア形成は予期せぬ偶発的な出来事に大きく左右されるため、個人はその偶然に対して最善を尽くし、より積極的な対応を積み重ねることによってステップアップしていくことが求められる」という考え方

「キャリア・アンカー」エドガー・シャイン・・・キャリアを選択する際に、最もたいせつにすべきもの、アンカーとなりうるもの「コア」(自分自身のペースにある価値観や志向)

「学習性無力感」マーティン・セリグマン ・・・個人が長期間にわたって失敗や挫折を繰り返すと、無力感を感じ、努力することをあきらめてしまう









草間徹「やる気もある!能力もある!でもどうにもならない職場」(東洋経済新聞社2013.6.27)
第1章 今そこにある閉塞感−4つのケース
閉塞的な職場 ケース@ ケースA ケースB ケースC
第2章 職場の閉塞感はどこからやってきたのか
ケース@解説 活躍の機会が閉ざされる
ケースA解説 儲からない事業構造から抜け出せない
ケースB解説 雇用機会さえもが消えていく
ケースC解説 低い階層から抜け出せない
第3章 社員を蝕む閉塞感の構造
心理的なカベ 閉塞感の発生源
構造的なカベ 閉塞感を生み出す元凶
第4章 閉塞感に立ち向かう −カベを乗り越えるために
個人はさとく、しぶとく、たくましく
企業は人材マネジメントの基準と次元を上げる
社会は個人と企業の流動性を高める政策を

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