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zoom RSS 佐藤正午「鳩の撃退法(上)」

<<   作成日時 : 2015/03/26 08:02   >>

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上下合わせて1000頁弱の対策だが、最近読んだ1000頁超の壮大な「鹿の王」とはうって変わって、ひどく下世話な事件の物語だ。 主人公の作家、津田伸一がデリヘルの運転手をしながら関わった人々の事件(上巻では、失踪、偽札、不倫、行方不明たぶん殺人)を小説に組立て書き始めつつ、自分自身も思わぬ事件に巻き込まれている。

登場人物の間のつながりが思わぬところで明らかになってゆく。 群像映画で、だんだんそのつながりが明らかになるような、映画的でサスペンスタッチなところもあるから、多分映画化されるのではないか。 「ゴーンファミリー」とか名付けられて。

上巻を読んだところで、下巻の想像をするとき、もっとも気になるキーワードは「ピーターパン」だ。 なぜ、「ピーターパン」なんだろうか。  たぶん、なにかある。

主人公の作家の性癖か、佐藤正午氏の傾向か、やたらとディテールに拘っている。  それをもうすこし淡泊に記せば、上下二巻も必要なかっただろう。 最も、そのディテールがこの小説の真骨頂かもしれないが。。。。

たとえば、中心となる日、2/28日の、主な出来事を整理するだけでも結構大変だ。 下はごく一部にすぎない。 
読み進むら従い、あとからどんどん増えてゆくのだ。  そう言う意味では大変面白い。。。。

 02/28 03:00 ドーナツショップで秀吉と津田が相席する
 02/28 17:30 秀吉が奈々美に、おなかの子の父親は自分でないと告げる
 02/28 18:00 ドーナツショップで房州老人と不動産屋と話してもらう
 02/28 23:30 津田が高峰秀子の頼みで晴山を駅まで届け、春山は奈々美の車らしき車で去る


 作家の記録と現在の体験、時系列のダイナミックな切替など、構成の複雑さは小説の書き方として新味は感じるが、それがよいものかどうかはあやしい。



佐藤正午「鳩の撃退法(上)」(小学館2014.11.18)


下巻 ===> http://46460707.at.webry.info/201503/article_31.html
ネタばれはありません





鳩の撃退法 下
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佐藤 正午

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