Dora_PaPa_san's_Pages

アクセスカウンタ

zoom RSS 上橋菜穂子「鹿の王(上)」

<<   作成日時 : 2015/03/04 20:07   >>

トラックバック 0 / コメント 0

多様な民族の間の抗争、反目、支配・被支配の関係の中で、猛犬を介して、致死の病を使って攻撃しているのではないかと疑う天才医師。 襲われながらも一命をとりとめ、支配者への怒りを捨てられない戦士  ・・・   多様な民族性、多様な動植物という上橋ワールドに加え、「鹿の王」では、医療・創薬、宗教が加わり、壮大なファンタジーになっている。 


 オタワルの人々は科学技術に長じ、合理的な思考と行動で、アカファ国の支配下になっても、さらにアカファごとツオル国の支配下になっても、その科学技術力で存在価値を発揮している。 天才的医術のホッサルは、ツオルの皇帝ナタルも、その下のアルファ領主も、そしてその次男のヨタルも、ホッサルの技術には深い信頼を置いている。

アルファ国の至宝だった岩塩鉱を、ツオルの統治者は、専門家から奴隷による生産に変えた。 飛鹿の戦士団「独角」のリーダー、ヴァンは、ツォルと戦い、最後に生き残って奴隷となり、岩塩鉱で働かされていた。  ある夜、黒い犬が群れとなって襲った岩塩鉱でただひとり生き残ったヴァンは、棟の中で生きた赤ん坊を見つけ、二人で逃げ出した。逃避行の途中、知りあったトマの故郷に住み、赤子ユナと穏かな日々を送りながら飛鹿を育てていた。 

岩塩鉱の惨劇を知ったアファル領の重鎮たちとホッサルは、動物に噛まれた後の死体をみて、200年以上前の忌まわしい伝染病、黒狼熱の再来かと調査と研究を始めるのだった。  黒い犬の群れは、鷹狩り中のアルファ王たちを襲ったり、トマの故郷を襲ったりした。  ホッサルもヴァンもそれぞれ、これは何者かによる襲撃ではないかと感じ始めていた。そして、ヴァンは、自分もユナも、黒い犬にかまれてから、自分の中の何かが変わったと感じていた。

トマの村に伝わる、不思議な超能力者「谺主」に呼ばれたヴァンは、ユナとともに向かうが、谺主のスオッルと話していた時、ユナが何者かにさらわれてしまう。 

ホッサルとオタワルの深学院の研究者は、黒狼熱の発生の歴史や場所を地図に描き研究した結果、昔、アカファの火馬の民がツオルの支配下になった時、火馬を失い、赤麦を失って、ちりぢりになったなかで、犬使いが山に向かったというはなしがでてきた。 そこは、ホッサルノ従者マコウカンの故郷でもあった。





上橋菜穂子「鹿の王(上)」(角川書店2014.9.25)
第一章 生き残った者
1. 噛まれる
2. 出会い
3. 灰の中の光
4. 岩塩鉱の外へ
5. 霧の中の飛鹿
6. 恋の儀式
第二章 恐ろしき伝説の病
1. 魔神の御稚児
2. 岩塩鉱の中へ
3. 病の来歴
4. 伏流水
5. モルファの郷
6. 跡追い
7. 雪に消える
第三章 トナカイの郷で
1. 冬支度
2. モホキ
3. ユナ
4. 初夏の森で
5. 夏の光
6. 金色の木漏れ陽
第四章 黒狼熱
1. 御前狩り
2. 黒い犬たちの襲来
3. ふたつの医術
4. アカファ王の館で
5. 発症
6. 病との苦闘
7. 新薬
8. 過敏反応
9. アカファの呪い
第五章 <裏返し>
1. 噂
2. 変化
3. ワタリガラス
4. <濡れ羽>を持つ使者
5. 湯の中の女人
6. <谺主>
7. 背には我が子
8. 火矢、闇を貫く
第六章 黒狼熱を追って
1. 義母と義姉
2. トマソル
3. <奥の>元締め
4. 冬枯れの移住地
5. 毒麦
6. マコウカンの故郷



鹿の王(下) http://46460707.at.webry.info/201503/article_26.html

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
上橋菜穂子「鹿の王(上)」 Dora_PaPa_san's_Pages/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる