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zoom RSS ルディー和子「合理的なのに愚かな戦略」整理された、なかなかいい本だ

<<   作成日時 : 2015/04/03 08:26   >>

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公表された記事や発言をもとに、各社経営者の想いや感情を推察し、合理的な戦略的決定ではないものの原因を掘り下げてゆく。 それぞれのテーマは決して目新しいものではないと思うが、こうして整理されると、日本企業と経営者の課題が浮かび上がってゆく


・顧客志向、お客様第一と言い、既存製品の改良だけ進めて、ヒット商品がでなくなる。

・顧客は消費者でなく販売店、というのが日本の多くの消費財メーカー、だから、チャネル戦略、企業ブランドはわかっても、製品のブランド戦略がない

・相手が口に出して要求しないことを探りだすことは、受動的な態度だけでは達成できない

・「顧客志向と言いながら、実際には「これもできる、あれもできる」と、自社の技術力を誇示するだけでおわっている」

・日本企業はコスト削減は世界一なのに、価格について、この製品やサービスの価格は価値に見合っている・・・とかを説得するプロセスは不得意。

・「コスト+利益+価値=価格」の等式で販売していれば、価格競争に巻き込まれる可能性は低くなる

・「消費者の心理を把握しようなんてところから革新的ブランドは創造できない」

・日本人のコミュニケーションの特徴として芳賀氏は、「語らぬ」、「わからせぬ」、「流れる」、「修める」、「ひかえる」、「いたわる」と、挙げ、日本人のコミュニケーション下手の原因を探る

・行動経済学の損失回避性・・・人間は同等額の損失と利得とを比べると、損失から得る不満足感のほうが利得から得る満足感よりずっと高い

・「経営者が失敗するのは、戦略ミスとかではなく、自分では考えもしない自分自身の感情から生まれた言動が原因となることが多い」

・いくつかのいい言葉が紹介されている。  それだけ拾ってみてもいい

  ・「危機は良い友、時間はライバル」 ・・・・ ガースナー 

  ・「戦略とは競争上必要な死トレードオフを行うことなのである。
     戦略の本質とは、何をやらないかという選択である」 ・・・・ マイケル・ポーター

  ・「変化を受け入れ、変化する目的を理解できる人間が必要なのです。 
    変化の目的はリーダーになることです。絶えず勝ち、成功することです」 ・・・・ ガースナー

  ・「ネットワーク世代は、アイデアは、eメールやiチャットでも生まれると考えがちだが、
    それはバカゲげている」 ・・・・スティーブ・ジョブス



ルディー和子「合理的なのに愚かな戦略」( 日本実業出版社2014.11.1)
第1章 顧客志向の逆説 「顧客志向」と「売上」との相関関係は低い
第2章 プライシングの逆説 「勇気」がなければ価格は変えられない
第3章 ブランドの逆説 過去の成功がもたらした「しがらみ」がブランドをつぶす
第4章 コミュニケーションの逆説 日本企業がコミュニケーション下手な本当の理由
第5章 経営戦略の逆説 会社組織には「規模の経済」は通用しない
第6章 イノベーションと幸福の逆説 幸せを感じるために敢えて小さな企業で働く




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