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zoom RSS 映画「サンドラの週末」

<<   作成日時 : 2015/06/10 11:51   >>

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予告編でおおよその筋は予想でき、結末も予想通りになったけれど、金曜の夕方から月曜の朝までの、サンドラの苦しみぬいた成長の物語。 

おそらく精神的な疾患とおもわれる病気で休職していたサンドラは、完治し、来週から復職をしようとした金曜日の夕方、投票で、サンドラの復職を認めない、つまり、クビにして、残りのメンバーがボーナスを得る、つまり、サンドラかボーナスかの投票して、サンドラのクビが決まりそうだと、ジュリエットから電話がはいった。 

そんな選択をさせる社長や主任に怒りを覚えつつ、受け入れるしか方法を知らないサンドラに、ジュリエットと夫マニュは、サンドラを励まし、社長に撤回、再投票を求めに行く。 

16人中14人がボーナスを選んだ投票は、サンドラが辞めなければ辺の誰かが首になるとか、主任の脅しのせいだと主張するジュリエットのおかげで、再投票の許可が得られた。 ゛その間、一言も主地洋もできずにいたサンドラ。

土曜日になって、夫の励ましで、ひとりひとり、自分に訪う費用してくれるよう、依頼にでかけるサンドラ。 おおかたの反応はサンドラの予想通り、 復職に反対はしないものの、1000ユーロのボーナスは必要だからサンドラに投票できないというものだ。 

まずしい白人、隠れて土日のアルバイトをしている移民系の人、臨時雇いだから、主任に逆らえないと言う黒人、公共料金も滞納している同僚、サンドラ(マリオン・コティヤール)は、ボーナスをほしがる気持ちがよくわかるだけに、説得する自信もないし、なんの理由もないことがわかっている。  ただ、ボーナスかサンドラかの選択を迫るのは自分でなく会社であること、自分がやめたら、今の家に住めなくなること、主任は汚い脅しで選択を捻じ曲げていること、もう完治したから働けることなど、、、それを言って投票をお願いするしかない。

それは、物乞いのようにも感じるし、 相手から見れば、ただ面倒を持ち込むだけのようにも感じる。 それもよくわかる。 足取りも重く、成功の自信もなく、 夫とジュリエットの励ましだけでなんとか足を進める。 冷たい反応や居留守を使われては、もうやめようと思い、心のこもった協力の言葉を聞けば、また次の人の所に行こうと勇気が出る・・・・。ダメな女と、頑張らなきゃ、とのいったりきたりだ。

そうして、成長してゆくのだ。  


マリオン・コティヤールはアカデミー賞にノミネートされていたが、そんなでもない。 彼女にとっては、そんなむずかしい役でもなかったのではないか。  自分が主張する理由に自信を持てないサンドラの気持ちはよく出ている。 ほっておくと、コティヤールは強い女になってしまうから。



映画「サンドラの週末」(ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督 "DEUX JOURS, UNE NUIT" 2014)




オフィシャル・サイト
http://www.bitters.co.jp/sandra/

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「サンドラの週末」
ダルデンヌ兄弟監督作品。いつも思うのだが、彼らの作品は、社会の下層で生きる人々の事を描いている事が多いけれども、彼らを決して単なる弱者とは捉えていない。そして等しく善人ばかりが出てくる訳でもない。だがしかし、したたか一方かというとそうでもない。上昇、下降、一筋の希望。狡猾さ、躓き、諦観。無垢な魂、その場凌ぎの人生。純粋の仮面を被った愚かさの滲出、間違った方向へのファイト…。そして、常に息が詰まるようなショックを受けて劇場を後にする。そういうことからすれば、本作はダルデンヌ・テイストではあるが、い... ...続きを見る
ここなつ映画レビュー
2015/08/04 13:44

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