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zoom RSS 映画「アリスのままで」

<<   作成日時 : 2015/07/03 16:56   >>

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日に日に記憶がなくなっていく、自分が壊れていく恐怖と闘いながら、それでも、新たな記憶を作っていこうと前を向くアリス(ジュリアン・ムーア)。 「アリスのままで」というより、「まだ、アリスよ」。 

コロンビア大で教鞭をとる優秀な言語学の教授で、娘と「スクラブル」のような言葉ゲームを常日頃しているアリス。 言葉には格別敏感なのだろう。 ある日、UCLAでおこなった幼児の言語習得に関わる講演の中で、ふと、「語彙」という言葉が出てこなかったことに気づく。   別のある日、いつものように、コロンビア大のキャンパスの中で、ジョギングをしていたら、自分がどこにいるのかわからないという恐怖にみちた状況になった。 

不審に思ったアリスは、神経科を受診する。  そして、短時間の問診のなかでの記憶に維持に疑問を感じた医師は、アルツハイマーの検査を勧める。 そして、医学部の教授でもある夫ジョン(アレック・ボールドウィン)と同席の上、宣告されたのが、若年性アルツハイマーだった。

経済的にも余裕のある、職業も時間的余裕のある、そして、知性も、知識も豊富なアリスとジョン、しかも、成人した子ども三人が、なにかと助けてくれる。 確かに、次女リディア(クリステン・スチュワート )は、大学に行けと勧める母親に若干反発をしながら、西海岸で演劇活動に明け暮れていて、あまり助けにはならない。  それでも、スカイプででいつも会話できるのは心強い。  恵まれたアリスだが、病気の進行は、早く、待ってくれない。 

高い知性だから一層の恐怖ともなる。 積み上げてきた自分の職業上の業績も、知性も、すべて、なくなってゆく。 アリスは、いつか、自分が自分でなくなる時が来ることを知り、スマートフォンに、自分の誕生日や住所などの簡単な質問を毎朝8時に送られるようにした。 そして、ひとつも答えられなかったら、パーソナル・コンピューターのデスクトップに置いた蝶のアイコンを開くように仕組みを作った。 そこには、強力な睡眠薬を飲むようなインストラクションを書いておいたのだ。 

ジュリアン・ムーアは、いろんな役のできる、器用な人だ。 大学教授のような知性派の役も決して違和感はない。 当初の恐怖と受け入れがたい怒りをジョンにぶつける姿も、患者としてのスピーチを行う時のような、進んで受け入れ、前向きに対応する姿も、そして、本当に無力な、何も分からなくなっている患者の姿も、どれも、なかなか好演している。 




映画「アリスのままで」( リチャード・グラツァー&ワッシュ・ウェストモアランド監督 "STILL ALICE"  2014)




オフィシャル・サイト
http://alice-movie.com/

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