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zoom RSS 井上亮「忘れられた島々「南洋諸島」の現代史」

<<   作成日時 : 2015/10/30 05:15   >>

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「南洋群島」は、マーシャル諸島、トラック諸島、パラオ諸島、マリアナ諸島・・・など、第一次世界大戦時ドイツから棚ボタ的に奪い、委任統治領とした島々だ。委任統治領であるから、正式には領土ではなく、日本の国民ではないのに「三等国民」として扱った。 専ら軍事的目的を優先させながらも、同化・皇民化教育を徹底させ、それが、サイパン、テニヤンなどのバンザイクリフ、スーサイドクリフの悲劇につながる。

戦後も、米国は、軍事基地としてしか考えない。 「日本人はミクロネシアの人々を「三等国民」として差別したが、アメリカは「動物」として扱った。餌代の見返りが核実験、ミサイル実験だった。 国内では無人の砂漠地帯で行ってきた核実験を人が生活している場でお構いなしに実施した」

天皇が慰霊に行ったペリリュー島は、「海兵隊が戦ったなかでも最も苛烈な戦闘」だったらしい。島民が飢えて死んでも、サイパン、テニヤン、ペリリュー島で日本軍が敗北した後「三等国民」に配られなかった食糧の備蓄が発見されたりしたそうだ。現地島民の多くは、実は沖縄から移住した琉球人だった、というのが、ひどく哀しい。

「米軍は内地の日本人、沖縄県人、朝鮮・台湾人を区別して管理した。沖縄県人は日本人とは別の被抑圧民族とみなされていた。本土ではGHQが「奄美と沖縄出身者は非日本人」として扱った」

「ミクロネシアの人々は日本統治期間中、正式には「日本国民」と認められなかった。戦後、手のひらを返して「いや、国民だったから我慢しろ」ではたまったものではない」

「「ラバウル小唄」は軍歌ではなく、南洋の島々に根を下ろし生活していた日本人が、そこから退場を余儀なくされたときの哀惜の歌だった」



井上亮「忘れられた島々「南洋諸島」の現代史」( 平凡社新書2015.8.11)
第一章 日本帝国の南進
第二章 冒険ダン吉と三等国民
第三章 海の生命線
第四章 楽園と死の美学
第五章 日本を焼き尽くす砲台
第六章 水爆の海
第七章 「南洋帰り」の戦後




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