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zoom RSS 小野不由美「営繕かるかや怪異譚」しっとりしたうるおいのある怪異譚がいい

<<   作成日時 : 2015/11/23 08:19   >>

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おそらく地方都市の古い家並みのなか、古い戸建ての家に現れる怪現象。 工務店や植木屋、僧侶から紹介を受けた「営繕 かるかや」の尾端が、知恵と工夫を駆使し、簡単な造作、営繕で問題を解決する。  それは、この世のものではないものの願いに従って、自然に解決するような工夫だ。 

怖い話6編。雑誌「幽」連載の話を単行本にまとめたもので、なかなかしっとりした、まるで時代物のような趣のいい話だ。 

・伯母の死後継いだ家の奥の部屋は、入口に箪笥が置かれ、実質開かずの部屋となっていた。そこから音が聞こえ、何者かが出てくるようだ。
・改築して見つかった屋根裏に置いてあった瓦は河童寺の火事除けの瓦らしい。子どもたちと母親が屋根裏に何かいると騒ぐ。
・雨の日、袋小路を鈴の音を鳴らしながら喪服女性が歩いて来る。訪問した家では翌日に必ず死者が出る。
・古い家に引っ越してきた家族。娘だけが、家の中に老人を見かける。スキマのない冷蔵庫やふろおけの中に、隠れるようにしている老人。
・古井戸から撒いた水で庭の木々は涸れてしまう。植木屋は、これは汽水だという。妙なものが家に入ろうとしているのを見て恐怖におののく。
・出戻り娘が安く買った車はエンジンがかからないとか、なにかとトラブルが続く。そして、家のガレージで、少年の姿が見えた。 

小野不由美「営繕かるかや怪異譚」(角川書店 2014.12.5)
奥庭より
屋根裏に
雨の鈴
異形のひと
潮満ちの井戸
檻の外


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