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zoom RSS 孫崎享・マーティン・ファクラー「崖っぷち国家日本の決断」

<<   作成日時 : 2015/12/25 13:29   >>

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大使まで務めた外務官僚がこんなにリベラルなのが驚きだ。対談相手のファクラー氏はNYTの東京支局長で、リベラルだが保守でもある。両者とも日本も米国と同様に既存権益層である一部グループの支配になっていると、日本が崖っぷちであるとの認識では一致している。

相手によって変えられる曖昧な政治資金規正法と同様、「特定秘密保護法」は曖昧さをつくることによって、国民に対する統制を強めているが、外国特派員協会は、特定秘密保護法が民主主義と言論の自由を侵すと警告している。


ジェフリーサックスのTPPに反対する理由がわかりやすくていい。 いくつか挙げられているが、要約すれば、「いまのグローバリズムの延長であるTPPは、パイを大きくするが貧しいものへの負担を増大させ、不平等の拡大と金融危機と環境破壊を伴うものである。TPPはこの路線の延長を加速させるものである」




沖縄と天皇についても旧聞だが触れている。

ペリーと接触していた琉球の人々は、みな中国語で話していたという。当時の琉球は、日本とはまったく別の国家で、中国よりも台湾との結びつきが強かった。

沖縄は中国に対して、本土のような恐怖心はもっていない。重光葵が国内から米軍基地を撤退させようと米国に交渉しに行く前、昭和天皇は基地をなくすような交渉はするなとくぎを刺していた。沖縄の基地も昭和天皇の意思であったし、かなり政治的な行動をしていた。それを知ってか、現天皇はことあるごとに戦争反対や憲法遵守を語っているが、メディアは安倍政権に反する内容は報道しない。

もともと軍部も天皇を利用したが最も天皇を無視したのも軍部だった。今のメディアも天皇を無視している・・・・

といったような内容である。


孫崎氏は、米国に従属している日本を、ことあるごとに、批判しているが、イスラム国については、不安を強く感じる。 深い考えも無く演説する傾向のある安倍政権だが、もともと、「フセイン政権のイラクが消失して以来、エジプトからの支援は閉ざされていますから、パレスチナを支援しているのは、実はシリアなのです。そこで、「シリアを潰したい」という気持ちが非常に強くなったのが、今日の「イスラム国」への序曲です」というように、米国がイスラム国を造ったようなものだ。




世界ではイラク戦争を推進した人は指弾されて立ち去っているのに、日本だけは、北岡伸一とか岡崎久ひことか、安保法制懇のメンバーになっている。 日本がイラク戦争に参加したのはアメリカとの関係で参加しただけだから、イラク戦争の是非ではないからだ。 

ドイツとアメリカの「NATO付則協定」は、「米軍基地の軍事的な重要性と、返還したときに出てくる国土開発や環境の経済的な利益とを比較して、後者のほうが大きい場合、当然その国は返還要求ができると言うもの」

鳩山政権になった時、アメリカは韓国の李明博政権を利用し、「いちばん、アメリカの言うことを聞いてくれる国は日本ではなく、韓国になった」と日本を恫喝していた。


「政治家や官僚は、なるべく国民を政治的な決定に参加させないようにしているとしか思えません。今の既得権益層には、決定の場に国民が参加してほしくないという意思がはっきり見えます」



孫崎享・マーティン・ファクラー「崖っぷち国家日本の決断」( 日本文芸社2015.2.28)
はじめに
第1章 真実を伝えない日本のメディア
第2章 日米既得権益勢力の策謀
第3章 戦争参加への道を拓く安倍外交の正体
第4章 日本を崩壊させる安倍政権の行方
第5章 沖縄の独立から始まる日本政治の胎動
第6章 日本に求められている「平和国家」の役割
おわりに








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