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zoom RSS 重信メイ「「アラブの春」の正体」日本のメディアとことなる真実がわかる

<<   作成日時 : 2016/02/27 07:13   >>

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チュニジアから始まった「アラブの春」を、レバノンで育ち、通暁している重信氏が、現地取材を通じて得た「真実」を語る。 チュニジア、エジプトの「革命」は、苦しい生活に対する強い経済的不満、腐敗した政権に対する政治的府不満が、ふとしたきっかけで爆発したものだった。  しかし、リビアやシリアなどは、全く様相が違う。 どちらも外部勢力が拡大させたものだ。

リビアは、大学まで無料、医療費、電気代、水道代も無料、家や車のローンも国が半分援助するなど、世界で最も豊かな福祉国家だったから、経済的不満は少ない。 もちろん、晩年のカダフィには腐敗はあった。

カダフィは、2009年にアフリカ連合で、アフリカ合衆国を提唱、欧米などと対等につきあえる資源強国を作りたかった。 また、2010年にディナールという金本位制の地域通過を作ると発表し、アラブ・イスラム諸国に通貨を替えようと提案した。 それが決定した直後、リビアに「革命」が起こった。

ちょうど、2002年にはサダム・フセインはドルではなくユーロで石油を売買すると発表、その年にイラク戦争が起きたことを想起させる

シリアでは反アサドのデモは若干あったが、もともと政教分離で欧米が言うような宗教対立はほとんどないし、他のアラブの国と比べても経済格差は小さかった。

シリア内戦のきっかけになった自爆攻撃や虐殺事件も、欧米メディアとアルジャジーラは、アサド政権の仕業と断定し、国連安保理はさっそく非難したが、事件は、アサド側が起こしたものではなかった。 アルジャジーラやアメリカを中心としたメディアは、アサドの暴力団の蛮行や、宗教対立と煽ったが、殆どはでっちあげだったし、スンニ派幹部でも政権のメンバーになっている人びとは多かった。 

こういう動きをみると、見つからなかった大量破壊兵器を口実にイラクに侵攻したアメリカを思い出させる。筆者は決して、背後にアメリカがいるとは決めつけていないが、イスラエルに取って最も強力な敵であるレバノンのヒズボラを支援しているシリアを叩くことは、アメリカ・イスラエルの利益になることは説明している。

カタールのアルジャジーラは、カタール批判は絶対にしない。むしろ、カタールの利益のために、リビア、シリアの内戦を煽っている。 そして、いま、たいへん懸念されるリビアの状況を報道しない。

そのほか、バーレーン、イエメンなどの湾岸諸国やレバノン、モロッコなどにも触れている。 中東、アラブ諸国の現在(2012年だが)を知るにはうってつけの教材だ。 「ます」「ました」の平易な表現で優しく語っている。


重信メイ「「アラブの春」の正体」(角川書店 2012.10.10 )
第1章 北アフリカの小国、チュニジアから始まった「アラブの春」
第2章 アラブの盟主、エジプトで起こった「革命」の苦い現実
第3章 メディアによってねつ造された「アラブの春」〜リビア内戦
第4章 アラビア半島へ飛び火した「アラブの春」
第5章 報じられなかった革命、違う用語にすり替えられた革命
第6章 メディアが伝えられないシリアで内戦が激化する本当の事情

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