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zoom RSS 吉松崇「大格差社会アメリカの資本主義」

<<   作成日時 : 2016/04/02 12:06   >>

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内容に比してちょっとタイトルが大げさだなあ、というのが読後の第一印象。 大格差社会であることは否定していないけれど、主たる内容は、ピケティ批判と筆者の米国金融企業体験の話だ。

筆者は、日債銀時代に米国で証券会社立ち上げの体験があり、その後、破綻だいぶ前のリーマンでキャリアをみがいた。その体験談は、なかなか面白いが、ピケティ批判や本筋とは、必ずしも連動しないだろと、やや不満。

「現代アメリカの格差拡大の最も大きな要因は、資本所得の格差というよりも、労働所得の格差拡大である。」「その労働所得格差拡大の真の原因は、上位1%の人びとの労働所得の上昇、すなわち「スーパー経営者の登場」である、ということになる」

格差は、つまり、ピケティが言う資本格差によってでるのではなく、労働格差、つまり給与の格差から発生しているというのがピケティ批判の骨子。これは米国の主流派経済学者も同じ批判をしている。米国では、格差そのものよりも、給与の公平性が問題。ピケティは語っていないが米国金融機関幹部の給与の不公正さの方が問題とされる、という。
そのあたりの真偽は私にはわからない。 

米国のリバタリアンは、世界でも珍しい思潮であって、自由、とくに、政府からの自由が主眼なのだ、ピケティが主張する資本税などとんでもない、もともと米国民は、税金など払いたくないのだ・・・というのに、筆者も賛成のようである。 これは、ハーバード、サンデル教授の「正義」の講義の話題のようだ。


吉松崇「大格差社会アメリカの資本主義」(日経プレミアシリーズ 2015.12.8)
第1章 現代アメリカのお金持ち
第2章 ウォール・ストリートという社会
第3章 リーマン・ブラザーズの内実
第4章 「格差」より「自由」を求めるアメリカ
第5章 格差は固定されるか
第6章 格差をいかに解消するか
第7章 アメリカ「大格差社会」の行方



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