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zoom RSS 涌井学「世界からボクが消えたなら」

<<   作成日時 : 2016/05/21 10:26   >>

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川村元気の原作「世界から猫が消えたなら」と同名映画を、主人公の飼い猫キャベツの眼から見なおした物語。原作も映画も見ていないので、違いの有無は分からないが、これは映画にぴったりの作品だ。映画ならハート・ウォーミングな感動のファンタジーという謳い文句になる。

脳腫瘍で明日死ぬかもしれないと宣告された「ご主人様」を、悪魔が訪ねてくる。悪魔が選ぶモノを一つこの世界から消したら、一日死を先延ばしできるという取引をしようと持ちかける。そして、まず電話を消すことになる。 最後に誰に電話したいかと悪魔に聞かれた「ご主人様」は、昔別れた彼女に電話して再会する。 電話が消えた途端、電話がきっかけで親しくなった彼女はもう赤の他人となっていて「ご主人様」を見ても変な人のような目で見る。モノが消えると、モノによって生まれた関係性がすべて消えてしまうのだ。 同様に映画が消えると親友タツヤとの、時計が消えると父との関係性がすべて消えてゆく。 

中島みゆきの歌にあるような、「生まれてきてくれてありがとう」、という死んだ母の手紙を目にして、「ご主人様」は自分が一人ではないと改めて気がつく。 悪魔から次は猫を消すと言われて、どうせ自分は一人だから自分が消えたあとも「ご主人様」は何も変わらないはずだから、それでもいいよと答えていたキャベツは・・・・・。

ジュニア文庫だから青少年向けに書かれたのだろうが、原作の良さがそのまま出ているように思える本だ。


涌井学「世界からボクが消えたなら」( 小学館ジュニア文庫2016.3.21) 
副題 「映画「世界から猫が消えたなら」キャベツの物語 
月曜日 悪魔がやってきた
火曜日 世界から電話が消えたなら
水曜日 世界から映画が消えたなら
木曜日 世界から時計が消えたなら
金曜日 世界から猫が消えたなら
土曜日 世界からボクが消えたなら
日曜日 さようならこの世界

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