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zoom RSS 在中日本人108人プロジェクト編「それでも私たちが中国に住む理由」

<<   作成日時 : 2016/06/05 07:29   >>

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2005年小泉首相の靖国参拝で反日デモが荒れた。 そして、2012年9月、野田首相の尖閣国有化によって、中国各地で反日デモが起こり、日本企業が襲撃され多大な被害に遭った。そのとき中国で暮らしていた日本人の有志が、それぞれの体験や想いを集め本にした。中国に対する想いの吐露でもあり、日中関係の改善を最前線で願う書でもある。 

外交官、ビジネスマン、日本語教師、商店主、ボランティア、写真家、俳優、武術家、現地患者に信頼される医師、・・・ こんなに多くの人が中国で活躍されているのかと、あらためて知る驚きであり、頭が下がる。

「反日はある意味中国人としてのたしなみの一つ」だから、タクシーに乗車拒否されたり、「犬と日本人お断り」と来店を拒否されたりと、酷く嫌な状況にも直面する。 それでも、ほとんどの人が語るのは、日本で報道されるほどの事態ではなかったという。自分の家に呼んでしばらく避難していなさいとか、多くの中国人が助けてくれたということだ。

政府の関係と、人と人との関係はちがう、というのが中国人の考え方だ。「日本の政府は嫌いだ。釣魚島は中国古来の領土だ! この件に関しては絶対に譲れない。でも政治は政治、ビールはビール」 とか、「日中関係の表層は寒流だけど、低層は断流です」と中国人は語る。 

現地を知らず、日本の報道だけで判断すると、とんでもない事態を想像するから、「反日デモで一番ウザかったのは中国人ではなく本社役員だ」と日本企業の現地幹部は言う。

内陸には、日本人を見たこともない、日本人といえば悪い日本鬼子と思い込む人もいる。 タクシーの運転手に日本人は嫌いだと言われ、黙って去ろうとしたが思い切ってなぜなのか、日本人の何を知っているか等々会話を重ねたら、こんな日本人もいるんだと認識を変えてくれた体験を持つ人もいる

「自分の権利を主張するには自分の論理と相手の論理がまず異なっているんだというところから始めないといけない。 今の日本の中国関連の報道の多くは、かの国が理解不能だといってあおっているだけで、それは国境の外には知らない人がいる、という当たり前の前提の話から一歩も外に出ていない内輪な話になっている」。問題は、その先なのだ。まず理解し合うこと。


在中日本人108人プロジェクト編「それでも私たちが中国に住む理由」(阪急コミュニケーションズ 2013.9.8)
第1章 あのデモがあった日
第2章 それでも「日本」が要る!
第3章 暮らしのなかの「島」問題
第4章 日中の誤解を生むもの
第5章 「反日」下のビジネス
第6章 国境を超え伝える
第7章 隣人との未来へ

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