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zoom RSS 夏目漱石「こころ」・・・何十年振りの出会いは、やや淋しい

<<   作成日時 : 2016/09/14 14:51   >>

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青空文庫が保管管理している、著作者死後50年の保護期間を過ぎた作品を利用して、販売している大型プリンターをショー会場に設置して印刷、その場で製本して来場者に配布したことがある。 もちろん私ではなく、同僚・先輩がハード・ソフト技術を駆使して両面・面付け印刷していたのだが、見た目にも面白く好評だった。

そのとき印刷した本の一つが「こころ」。

中学時代以来の再読だが、殆ど忘れていたと知る。  
あの頃どうしてこの物語に心を揺さぶられたのだろう。  いまではちっとも共感しない。
先生やKや私に共感するには、ある程度の若々しい真面目さが必要なのだろう。

田舎の素封家出身の有閑知識人である先生と私、下宿先のお嬢さんを巡る、Kの覚悟に対する先生の猜疑心、嫉妬、逡巡、そして卑怯な仕打ち、自信を許せず身動きできない自分・・・
確かに、正直で真面目な中学生の心をとらえて離さないかもしれない。

小説の構成として、上中下の三部構成になっているが、最初の二部はイントロに過ぎない。
「下 先生と遺書」がすべてを語るのだけれども、ここはすべて先生の手紙の文章である。
ちょっと、漱石先生、楽をしたんじゃないだろうか。
胃潰瘍で苦しいから、形式はできるだけ手を抜いて、エッセンスだけ語りたかったのでしょう。 
それは、まったく成功しています。







夏目漱石「こころ」(青空文庫 2000.2.4)
上 先生と私
中 両親と私
下 先生と遺書







夏目漱石?決定版 (新潮文庫 (え-4-2))
新潮社
江藤 淳

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