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zoom RSS 佐藤栄佐久「福島原発の真実」

<<   作成日時 : 2016/09/29 09:53   >>

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経産省、保安院などの官僚、東電の、度重なる嘘やデータのねつ造・改竄・隠蔽に業を煮やした福島県は、識者を呼び、まじめに原子力とその政策について勉強を重ねた。  プルトニウム削減のためのプルサーマル導入を国策として進めたい国・経産省は、地方の想いや疑問や依頼をいい加減に嘘であしらい、金で解決できると思っている。

政策は国が決める、「よらしむべし、知らしむベからず」と、ブルトーザーのように政策を進めてゆくのが日本の原子力行政だ。 佐藤栄佐久知事が国策を進めるためには邪魔なトゲとみなした国は、検察や司法、メディアを使って収賄罪をでっち上げ、失脚を図った。    なんとも恐ろしい世界だ。


興味深いエピソードもある。電力消費地との会談の場で・・・

石原慎太郎都知事は、刈羽村の住民投票の結果について、「一部の反体制の人たちがたきつけて、日本をぶっこわしちゃおうということだろう」とか、「原子力発電所は仕事をすればするほど危険だというわけもわからない理屈で反対している。 東京湾に作ったっていいくらい日本の原発は安全だ」とかいった。本当に酷い男だ。

「先進国が原発新増設を温室効果ガス削減対策のひとつに数えないのは、その間接コストが巨額に及ぶからである」・・・何だ、日本だけだったのか。   

「点検データ改竄が見つかったとたんに、多少の問題があっても運転できるようにしようと「維持基準」導入を持ちだす。地元への改竄の説明もすまないうちにプルサーマル実施を口にする。 原発行政の推進者たちは、本当に節操がない。」

「「痛切に感じるのは、原子力政策は民主主義の熟度を測る素材であるということです。 原子力政策は、欧州の多くの国では国会の議決や国民投票で決められております。 しかしながら、わが国の場合、これまでの原子力長期計画は原子力委員会の決定後、閣議報告のみで決められている」 ・・・ これは重要な指摘だ。 原発と安全保障は、閣議決定でぐいぐい押し進められている。 同じ構図だ。  政策はお上が決め、民は知らなくても良いという、東アジアの特質だろう

「責任者の顔が見えず、誰も責任をとらない日本型社会の中で、お互いの顔を見合せながら、レミングのように破局に向かって全力で走っていく、という決意でも固めているように私には見える。  大義も勝ち目もない戦争で、最後の破局、そして敗戦を私たち日本人が迎えてからまだ70年たっていない。 これこそが「日本病」なのだと私は思うむ

「データが都合悪くなると基準のほうを変えてしまおうとするのは(東電の)企業風土であるようだ」



佐藤栄佐久「福島原発の真実」(平凡社新書 2011.6.22)
第1章 事故は隠されていた
第2章 まぼろしの核燃料サイクル
第3章 安全神話の失墜
第4章 核燃料税の攻防
第5章 国との全面対決
第6章 握りつぶされた内部告発
第7章 大停電が来る
第8章 「日本病」と原発政策
第9章 止まらない内部告発

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