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zoom RSS 吾明益「歩道橋の魔術師」・・・わたし好みの素敵な子ども時代の記憶の物語

<<   作成日時 : 2016/09/08 18:46   >>

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これはわたし好みの小説だ。何十年も前の子供の頃、子どもたちが遊んだ商場(台湾の商店街)の風景、商店で働く人々の思い出、さまざまな事件には、商場の棟をつなぐ歩道橋で不思議なマジックをみせる魔術師の存在が欠かせない。

「魔術師の存在は、ぼくにとって、歩道橋の存在とイコールだった。魔術師がいなければ、歩道橋はない。歩道橋がなければ、商場の八棟の建物はつながらない。つながらなければ、それはもはや商場ではない。
 物語は、記憶をそのまま書くものではない。記憶というのは、どちらかというと壊れ物や未練のよすがのようなものだが、物語は違う。物語は粘土のようなもので、記憶がないところに生まれる。それに、物語は聞き終わったら、新しく次の物語を聞けばいいし、また一方で、物語は物語によってあらかじめどう語るかが決められている。それにひきかえ記憶はただ、どう残すかだけを考えればいい。記憶は、わざわざ語られる必要はないのだから。記憶は失われた部分がつながれて、物語になったあと、初めて語られる価値を持つのだ」・・・と、魔術師の物語を書く作家の口をかりて、筆者は語っている。 ここには、私は異論がある。 記憶は記憶として語る価値がある。


吾明益「歩道橋の魔術師」(白水社2015.4.20)
歩道橋の魔術師
九十九階
石獅子は覚えている
ギラギラと太陽が照りつける道にゾウがいた
ギター弾きの恋
金魚
鳥を飼う
唐さんの仕立屋
光は流れる水のように
レインツリーの魔術師


・・・・・ さわりだけ。 

歩道橋の魔術師
駅近く、商場の棟をつなぐ歩道橋で、靴屋の息子は靴紐など売っていた。 その前で魔術師はマジック用具を売っていて、つい子どもたちは買ってしまうのだ。 黒い小人は、マジックなのか、ほんとの魔術なのか

九十九階
マークは親子喧嘩のはてに三か月も姿を隠していた。 突然現れたマークはずつと商場に居たという。 親友なのに嘘をつくのかと怒るトム。 エレベーターに99階のボタンを魔術師がつくってくれたと。


石獅子は覚えている
大甲媽祖宮の石獅子の口に手を突っ込むと禍が生じるらしいが、夢の中にでてきた。 鍵屋の息子の僕は 魔術師が鍵をつくりだすのに驚く ・・・・、

ギラギラと太陽が照りつける道にゾウがいた
双子の兄を消して見せる魔術師。 着ぐるみの象にはいって子どものあいてをしていた・・・・

ギター弾きの恋
人気者の娘ランは、なんと、洋服屋の呼び込み男サルといい仲になった。サルがきっとギターがうまいからに違いない。 ・・・ 

金魚
テレサの父親は、金魚で占う珍しい占いをする。 テレサは占いに使わない、色のない金魚を魔術師にうみだしてもらった。

鳥を飼う
どうしても小鳥を飼いたくて飼った小鳥を猫にバラバラにされてしまった。 急いで接着剤をぬって、魔術師がやるようにおまじないをかけたが、二度と、小鳥は戻らなかった

唐さんの仕立屋
下手屋の唐さんは自然に住みついた白い猫を大事にしていた。 猫もハサミの音とかが好きだったようだ。 ある日猫が突然いなくなった。

光は流れる水のように
赤いネオンサインを魔術師が石で割ると、赤い煙の帯が流れた。

レインツリーの魔術師
作家の僕は、歩道橋の魔術師の物語をかきたくて・・・・

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